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2016年3月29日

春日神社、本殿・・・県指定文化財を巡って・・兵庫県伊丹市酒井!

兵庫県伊丹市酒井・・春日神社、本殿・・・県指定文化財を巡っています

鎮座地は、伊丹空港の南西、猪名川沿い、過日、訪れた、田能遺跡のすぐ側なのですが、その時は時間も無く・・・
下地図・・左赤丸:春日神社 中央下、赤四角:田能遺跡

田能遺跡の備忘録
・・・2014年10月18日  http://a-shi-a-to.blogspot.jp/2014/10/blog-post_18.html


兵庫県指定重要文化財 春日神社、石碑
住宅地の真ん中ですね! 三角地みたい・・・鳥居をかすめて、入っていかなければ・・
拝殿・・・

春日神社は、酒井村の鎮守神として猪名川と藻川の中洲に祀られていたが、天正八年(1580年)の村の移転に伴い、現地に移された
現在の本殿は一間社春日造りの建物で,彩色ならびに丹塗りが施され、屋根は柿葺である
棟札から寛永十八年(1641年)に鴻池住の大工、橘朝臣松原三左衛門によって建てられた
松原氏は代々宮大工として、伊丹地方の社寺を数多く手がけたと思われるが建立の事実が明確なものは本社のみである
本殿は地方的な特徴がみられ、昭和50年に兵庫県指定文化財にした伊丹市鴻池神社本殿と意匠的にもつながりをもつ建築として貴重である・・・案内板より引用


本殿の覆屋・・・立派な覆屋です・・・本殿の姿、みえません・・・
伊丹市の文化財のページには、写真があります・・・
          御神木・・・
          

猪名川沿い、田能遺跡といい、この地帯は、歴史的にも興味深い地ですね!


参拝日:3月25日




2016年3月28日

粟鹿神社・・・市指定文化財を巡って・・兵庫県朝来市山東町粟鹿!

兵庫県朝来市山東町粟鹿 粟鹿神社・・・市指定文化財を巡っています

粟鹿神社・・・式内社(名神大社)、但馬国一宮、旧社格は県社、但馬五社の一社
但馬国随一の古社であり、2000年以上の歴史があるとも言われる・・・
境内です・・・
勅使門・・・朝来市指定文化財
朝来市指定文化財 栗鹿神社 勅使門

勅使門は、勅使が神社に参向する際、出入りする門である
栗鹿神社では、四回の勅使参向があったことが記録に残っている
創建年は不詳 桁行3.95m、梁間3.3m 妻造りの四脚門形式で、建材は大部分が欅である
屋根は現在銅板葺であるが、以前は桧皮葺であった
柱は、上下に粽を施して基盤の上にたっている
柱上の組物は、中備えの三斗詰組、海老虹梁、木鼻等は唐様の手法を示している
本柱間の両開きの唐戸は、透かし彫りの欄間をつけ、羽根板には鳳凰が刻まれている
頭貫には簡単な唐草模様が見え、全体的には唐様ではあるが、妻梁を受ける本柱からの挿し肘木は天竺様の手法がうかがえる
度々の災禍も免れたと伝えられ、数少ない遺構の一つである

両開きの唐戸は、透かし彫りの欄間をつけ、羽根板には鳳凰が刻まれている(写真は左面)


随心門・・

朝来市指定文化財・・・栗鹿神社木造著色随身倚像(一対二体)
栗鹿神社木造著色随身倚像(一対二体) 木造著色倚像(一対二体)は随身門に安置されている

随身倚像の製作年代は、両像とも銘文は記されていないが、随身の像内に入れられた棟札から、江戸時代前期、宝暦五年(1755年)に修理されたことが判明する さらに棟札の裏には天和三年(1683年)に再興されたと記されている 台座は候補で、色彩は殆ど剥奪し、像内に修理時の補材が見られるが、造立当初の姿をよく留めている

木造著色倚像(阿形)は、随身門の南東部に安置、総高117.6cm 像高82.2cm 一木造(内刳なし) 彩色、彫眼
左右に緌を付けた冠をかぶり、口は少し開けて顔をやや左に向ける
朱色の袍を着て、表袴をはき、五本の矢を挿した胡簶を背負う
右手に弓を左手に太刀を持つ
木造著色倚像(吽形)は、随身門の北東部に安置、総高122.1cm 像高87.3cm 一木造(内刳なり) 彩色、彫眼
左右に緌を付けた冠をかぶり、口を閉じて顔をやや右に向ける
黒色の袍を着て、表袴をはく 左腰に太刀を佩き、五本の矢を挿した胡簶を背負う
朝来市指定文化財・・粟鹿神社著色狛犬像(一対二体)
随身門に安置されている
狛犬の製作年代は両像とも銘文は確認できない
迫力のある表情や力強さが見られる作風は、鎌倉時代風であるが、背筋の後半が湾曲しているのは、製作年代が新しいことを示すものと思われ、江戸時代前期の製作と推定される
台座は後補で、彩色もほとんど剥落し、足先にやや傷みがみられるが、力強く迫力のある当初の姿をよく伝えているのは貴重である

狛犬(吽形)は像高97.6cm、像長85.9cm木造、彩色、彫眼
左足を少し前に出して座り、口を閉じてやや右を向く
頭上に一本の角を出したたてがみは、直毛で房状に表している
狛犬(阿形)(正式には獅子)は像高89.4cm、像長88.3cm木造、彩色、彫眼
右足を少し前に出して座り、やや左を向いて開口する
たてがみは巻髪

いい顔して、はりますね・・・! 写真左下:狛犬(吽形) 写真右下:狛犬(阿形)

拝殿、本殿・・
・・・なんでしょう・・ここは神域・・静寂のなか、この地に居るだけで、空気の流れ?、風?といい、ななにかに包まれているように感じられるのですが・・・私感!
0拝殿正面・・・
本殿・・神明造
祭神は、彦火火出見命・龍神・豊玉姫・・・
・・・・後方に小山?が見える・・・後述します・・・
社殿前、狛犬・・・
         
拝殿前、石灯籠・・天明五年(1785年)とよめる・・
    
境内にて、落枝を集めていた、神社の関係者の方とお話しることが出来ました・・・
その方が・・・あの杉の木に上からまっすぐ白く見える筋が見えますか?
・・・・あれは、落雷で、雷が走った痕ですよ・・・って、・・・おおぉ、すごいですね!
          
天満宮、仮殿・・・
杉の巨木の根元に別の木の種が落ちて、若い木として、成長している・・
そして、別の神社関係者の女性の方ともお話ができ・・・
・・・写真下の「藤」・・・見事な藤が咲きますので、五月上旬にでもお越し下さい・・って!
そして、あの「竹田城、二代目城主、お手植えの藤です」・・って、教えて頂きました・・(*^_^*)
社務所、左手に、奉納額が・・・
社務所、右手には、鉄砲か? の奉納額がありました・・

本殿の後は、こんもりとした、山・・それは、古墳と、教えていただきました・・・
・・・境内には、どこにも表記はない、いや、しないようです・・・

謎は調べないと・・ググってみると・・・
粟鹿神社は日子坐王終焉の地ともされ、その塚もあり、本来の祭神は日子坐王ともされるが・・・


山東町指定重要文化財・・・粟鹿神社、社叢林・・約3.4ヘクタールあるらしい・・・
文字、判読できないが、前出の関係者の方よりお話を聞きました・・・
粟鹿川を渡って・・・正面の見える高架、北近畿自動車道を、走り、帰途へ・・・
いや、なにか、わかりませんが、すがすがしい気持ちになった神社、境内でした

そして、お二人の神社関係者のお二人の方とお話ができ、色々とお聞かせ願いました・・・
   ・・・いつか、どこかで、感じることが、出来ると思います・・・と、 ・・

但馬国一宮について

但馬国一宮は出石神社と当社の二社とされる。但し、いくつかの資料で異なっており、鎌倉時代の但馬国大田文では当社を二宮としているが、室町時代の大日本国一宮記では当社を一宮に挙げ、出石神社が記載されていない。現在は両社ともが但馬国一宮を称し、全国一の宮会に加盟している・・・Wikipediaより引用

是非、一の宮を巡拝下さいと・・・・わぁ、これは大変です・・・また、目的が増えました・・(*^_^*)

で、淡路国、伊弉諾神社も・・一の宮・・・はい、今年、1月に、参拝いたしました!

追記:この粟鹿神社のすぐ側に、中井権次一統の足跡、見事な彫物の當勝神社があります
ということで、この付近は、何度も走ったのですが・・・ね・・(^_^;)
http://a-shi-a-to.blogspot.jp/2015/04/blog-post_48.html




参拝日:3月17日





一宮神社・・・中井権次一統の足跡を巡って・・京都府福知山市夜久野町額田!

京都府福知山市夜久野町額田 一宮神社(いっきゅう神社と呼ぶ)・・・中井権次一統の足跡なんです


町の道は狭く、「α君」が通れる車幅しかないほど、狭い・・・
だから、「P」する場所がない・・・(^_^;)

仕方なく、公民館の前に「P」させてもらったよ!
道路に止めておくべきかも・・・

急ぎ、参拝しないと、近所の方に叱られるかも・・ね!

そんな空気を感じるときがあるのです!

秋祭の「額田のダシ」で有名な神社・・と、ある・・

額田一宮神社祭礼・・
豊かな野山の幸を材料にして、古今東西の物語や話題に趣向を凝らして作られる「つくりもん」や2階部分が回る山車、 神輿の原形と考えられる「御神木の御渡」、子供神輿や額田太鼓台の巡行等が2日間にわたり繰り広げられる・・・京都府伝統的催事から引用

社伝によると「欽明天皇十五年(629年) 奥ニ創建、中古ニ現地遷座」と伝わる古社で、夜久野町内で第一の神社とされます・・と!
拝殿・・
本殿・・
中井権次一統の足跡の資料からは、彫刻は中井権次正貞か?正次か?・・と、ある
獅子噛、龍、兎毛透の鳳凰・・・
組物・・
石灯籠、一対・・文政六年(1823年)とよめる
          

帰路時、本殿を後ろから、パチリ・・・
・・・木組みの美しさが、気になっています・・・

一宮神社は隣町の但馬一宮ともされる粟鹿神社の祭神(彦火火出見命・龍神・豊玉姫)を祀るという

いやいや、前調べも深くしないまま、参拝しましたが、有名な神社とは・・・m(_ _)m
だから、中井権次一統が手掛けているのかも・・・彫物をね!・・私感!


参拝日:3月17日