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2017年11月10日

石田神社・・・文化財を巡って、京都府綾部市安国寺町宮ノ腰

京都府綾部市の文化財を巡っています・・・

重要文化財、府指定文化財・・京都府綾部市安国寺町宮ノ腰、石田神社、 恵比須神社本殿を訪ねます・・・

立派な扁額ですね・・・
村社石田神社・・・社務所、案内板・・・


綾部市文化財を守る会の案内板・・・

当社は清和天皇、六孫王経基、多田満仲を祭神としている。

石田神社本殿は、三間社流造正面に軒唐破風、千鳥破風をつける柿葺の建物である。
身舎の組物は非常に立体的で、中備、手狭、正面の扉などの装飾にも手がこんでいる。  
建立は正徳三年(1713)で、大工は梅迫村四方好兵衛政重、小兵衛、源兵衛父子で、十八世紀前半の神社建築の中では特に保存がよい。  

境内社恵比須神社は西宮大神宮とも称し、桁行三間、梁行二間切妻造の建物である。  
建物の由緒は詳でないが、木割りが太く、蟇股の形状などからみて、当社の棟札にある延慶四年(1311)造立の建物、即ち鎌倉時代に建立された旧本殿であろうと考えられている。  

後世において改造されてはいるが、京都府北部に残る最古の神社遺構であり、妻飾の虹梁大瓶束に禅宗様をとり入れており、全国的にみても、こうした様式が神社建築に取り入れられた早い例で、建築史上の価値は非常に高い

指定文化財・・・
重要文化財 : 石田神社境内社 恵比須神社本殿 建造物 1棟 鎌倉時代
府指定文化財 :石田神社本殿 建造物 1棟  江戸時代

・・・案内板より引用・・・


おおぉ、今年の干支は、丁酉やったんね!
本殿・・左面から
・・・江戸時代、正徳三年(1713) 三間社流造、正面軒唐破風・千鳥破風付、杮葺

正面軒唐破風・・向拝・・・
手挟み・・・四枚

左、脇障子
右、脇障子
蟇股

本殿・・・右面
府指定文化財     石田神社本殿     建造物     1棟     江戸時代
 石田神社文化財環境保全地区     環境保全地 神社の森一帯



重要文化財・・・境内社恵比須神社、西宮大神宮とも称する 

・・・本殿側から・・・

当社の棟札にある、鎌倉時代(延慶四年=1311) 桁行三間、梁行二間切妻造の建物

境内社恵比須神社は西宮大神宮とも称する 
建物の由緒は詳でないが、木割りが太く、蟇股の形状などからみて、鎌倉時代に建立された旧本殿であろうと考えられている

綾部市資料館の詳細な資料によると・・・

重要文化財・・恵比須神社、西宮大明神とも呼ばれる。
もとは三間社流造で、その身舎の部分が保存されているものである。
建物は、太い木割り・蟇股の形状などから、室町時代前期には遡ると考えられる。
石田神社本殿小屋根裏に残る鎌倉時代末期・延慶4年(1311)造立と棟札にある建物とみられる。正徳期建立の現石田神社本殿の前身建物(旧本殿)にあたる建物であろう。

 組物は三斗組で、両端では頭貫を肘木様にのばして連三斗を受けている。中備として正面各間に透彫りの蟇股をおいている。正面に格子戸を両開きに建て、内部は内陣外陣に区画し、境に丸柱を建てて三間に割り、弊軸※(ヘイジク)板戸構えにする。妻飾は虹梁、大瓶束で禅宗様である。
屋根の桁から上の材は近世のものである。

 この本殿は庇部分を欠き、屋根の改造、縁の撤去、身舎柱の切縮め等、後世に改造されているものの、身舎部分の材はよく残り、また野棟木も遺存することから、ある程度の復原も可能になる。京都府北部に残る神社遺構としては最古のものである。
全国的にみても禅宗様式が神社建築に取り入れられた早い例で、建築史上の価値は非常に高い

手水舎
社務所

狛犬・・

拝殿から・・・大分、陽が落ちてきましたね・・・影が長くなっています
いつも思うのですが、覆屋の中の社殿を撮影するのは、難しいですね・・(^^;)
暗部、特に光との明暗がクッキリ違うところは、特に・・・勉強せねば・・・

反省・・・しっかり説明板読んでいるのですが、慌てているのでしょうか?・・・
恵比須神社の神額の写真が無い・・・困ったもんです・・・

しっかり確認せねば・・・ね!







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