府道63号線・沿いに、国指定重要文化財、木造釈迦如来座像・・と、看板があります!
ふと、見上げれば・・左手の段々畑の上に・・・・
へぇ・・? 「α君」で登っていくと・・・お堂がありました・・よ!
木造釈迦如来座像・・国指定重要文化財 彫刻
薬師堂 木造 漆箔 像高 83cm
このお堂の中に福知山市を仏像を代表する木造釈迦如来座像が静かに鎮座しています
現在の姿は薬師如来座像ですが、元々は釈迦如来座像として造られた像で、体部は木造割矧造、目は彫眼、肉身には漆箔が施されています
面部の造りは典型的な定朝様で丸みを帯びた静かな面持ちをしていますが、頭部や膝に地域的な特徴がみられ、この像が当地で造られたものとわかります
また、衣文にも特徴があり、数多く刻まれる衣文線や、脚部上部にみられる襞をたたみ円弧状にする装飾的な表現は、この像が造られた時期から用いられる意匠の一つです
像の胎内にある墨書から天仁二年(1109年)に「安心」という人物により造像されたことがわかります
また、膝部内部には、応永二十八年(1421年)と天文十二年(1543年)の修理時の墨書があり、脇侍の造像や薬師如来への改変はこの際に行われたものと考えられます
この釈迦如来座像は、中央と地方の特徴を兼ね備えた造りた造像の経過のわかる墨書の存在など、当地域の仏像彫刻を考えるうえで指標となる貴重な福知山の文化財です
・・・案内板より引用
薬師堂の内部を覗くと・・・頑丈な鉄扉で護られ、拝観できません・・・
そりゃ、そうでしょうね・・・山の中腹、段々畑の中・・
厳重にしておかなければ、盗難に遭うのは目に見えていますから・・ね!
それより、福知山市の美術館に、保管して、一般に公開してくれたほうが良いのにね!
この地区の方々が許さないでしょうけど・・・m(_ _)m
訪問日:3月20日
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