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2018年3月11日

磯宮八満宮・・篠山市の神社巡り・・兵庫県篠山市日置167

篠山市の神社を巡っています

兵庫県篠山市日置167、磯宮八満宮です
国指定天然記念物、ハダカガヤがあります

・・・磯宮八満宮の社殿です・・・


では、境内へ・・・北側に到着しました・・・
左は、市立城東小学校、右は、廃校の中学校・・
そう、社殿の裏から境内へ・・と、いうことは、社頭を間違えたのですね
いや~! 見事な社殿です

承平三年(933)に石清水八幡宮よりご分霊を勧請したという古社で、末社50社とともにお祭りしたので、五十宮とも、また、水辺すなわち磯にあったのでその名があるともいう。
もとは、曽地・後川荘など四ヵ荘の総社であった。領主、武将らの信仰が厚く、建武三年(1336)2月、足利尊氏が九州への途中に参拝し、願文や鏑矢等を奉納し、田畑も寄進したと伝えられている。
八上城主波多野秀治も城内武運長久の守り神として崇敬し、各種の寄付をするなど保護をしたが、天正七年(1579)、兵火によって焼失。翌八年には再建された。
承応三年(1654)、篠山城主松平康信が境内並びに田地二反余を黒印除地としている。寛文十二年(1672)に社殿を建立。今の社殿は、弘化五年(1848)に造営されたものである。
・・・丹波篠山五十三次より引用

【主祭神】応神天皇
【配祀神】上筒男命・天兒屋根命

狛犬君・・・木製?で、彩色を施されていたと思われます



              左、脇障子
              右、脇障子
刻銘が・・・「京都住人 細工師 森?和平治」と読める
・・・?の部分に「川・山・谷・・」など適当に考え、ググってみても、全く不明である・・・
・・・これだけの彫刻であれば、なんらかの情報はあってもいいのだが・・・
手挟み

縁框の彫刻



20を超えるだろうか? 石灯籠群

その石灯籠に、個別に時代、奉納名の記された説明板が設置されています・・・
・・・大変丁寧で、ありがたいことです
すべて載せませんが、時代は、享保、文政、寛政など、江戸時代の奉納ばかりです

社殿は、弘化五年(1848)に造営されたもの
社務所

護摩堂・・

神宮寺にあった四天王のうちの「木造持国天立像」と「木造多聞天立像」は、ともに平安時代の作で、国の重要文化財に指定されており、現在、収蔵庫に安置されている
社頭からみた境内・・・
舞殿にある奉納絵馬・・年代は、文政とか、寛永とか・・・凄いですね

社頭

国指定天然記念物 日置のハダカガヤ

カヤはイチイ科の常緑高木であり、ハダカガヤはその変種である
通常カヤの実は固い殻に覆われているが、このカヤの実にはそれがなく、渋皮のみであるため裸ガヤと呼ばれる
樹高:役20m、幹周4.5m、樹齢は不明
伝承では、足利尊氏が天皇方に敗れ、都から九州へ逃げのびる途中にこの地に立ち寄り、殻をむいたカヤの実を神前に捧げて武運長久を祈ったとされる。その時の実が生長し、ハダカガヤとなったと伝えられている
その希少性から植物学上大変貴重な樹木であるだけでなく、磯宮八満神社の社叢として地域に大変親しまれている・・篠山教育委員会

恐らく、この道から来るのが正解だったのですね!
時刻は、夕刻、陽が落ちて、写真に不向きの時間帯・・・
この磯宮八満宮は、再訪して、もう一度、じっくり拝見したいとおもいます
いや、見事な社殿でした




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