加茂神社には、県指定文化財の「鰐口」があります・・多分、保管されているしょうから、拝見は無理でしょう!
下図は丹波市教育委員会の県指定文化財のリスト・・・
県、市、町、指定文化財を巡っている私ですから・・・訪問は必然的です・・・
しかし!・・・丹波市市島町上竹田、加茂神社、なんと、中井権次一統の足跡だったのです!
大発見なのか? そんな大層なって・・(*^_^*)
写真下:向拝、龍の裏面に、刻銘が・・・彫物師 柏原住 中井権次正貞・・と、ある!
しかし、普通?刻銘は裏面にあるのだが、ここの龍は、龍の顔?が本殿側を向いているのです!
刻銘は正面を向いて、みえるのです そう、逆なのです
では、加茂神社を参拝します!
加茂神社は、中井権次一統の資料にも、丹波新聞にもありません
加茂神社という名称の神社は多いですが、・・・ググっても情報は少ないのです!
参道はありますが、その横は住宅地への道・・鳥居前に「P」いたしました・・m(_ _)m
石垣に白壁の塀に囲まれて手入れが行き届いていますね!
主祭神 加茂別雷命
配祀神 大綾津日命 須佐男命 誉田別命 宇気毛知命 月夜見命
由 緒 創立年不詳、寛文三年(1663年)社殿再建、文化年間(1804~1817)、本殿拝殿造営
拝殿にて参拝を!
うん! 格子の向こうに見える本殿の板戸を囲む彫り物は?
おおおぉ・・これは! これは、なにやら、凄いかも・・・
回り込んで、本殿です
拝殿から、向拝部分は、風雨からの防御か、板塀のようなもので、囲まれて様子が伺えません!
しかし・・ 木鼻、蟇股など、彫り物が、すごいですよ!
そして、高欄、隅叉首の下の腰組の彫り物が・・・
・・写真下、左面・・
右端の板が、本殿、向拝部分を隠しています、いや、風雨を防いでいるのでしょう
おおぉ、あれは、「もしや・・・」・・って、叫んでいました
刻銘が「彫物師 柏原住 中井権次正貞」・・・しかし、うん? なんで、表を向いているの?
海老虹梁の奥に、おおぉ、龍の顔があるぞ! これって、わざと、反対の作品か?
いや、いままで、お目にかかったことがありません
~私感・・・拝殿、増築の際、又は、遮蔽板を作る際、龍を解体し、取り付ける際、逆向きに取り付けた?・・のでは!
いや、龍の彫り物を護るための処置か?・・・想像するだけでも、ワクワクと!
写真下:本殿、右側後方より見る
本殿、正面、板戸周りの彫り物・・・左右とも龍とみる・・・
神輿庫
中井権次一統の足跡を発見した、うれしさで・・・やや、興奮しておりました!
加茂神社・・・中井権次一統の足跡・・・龍の裏表、情報がない
・・・なにか、秘密が隠されている・・・ってね!
なんだかんだ、考えていると・・ホント、楽しいで~す・・こんなこともあるのですね!
また、どこかで、発見できれば、いいな! 中井権次一統の作品!!
丹波新聞から引用しますが、古くからこの地域は、 京都の下鴨神社社領の荘園に縁のある地域であり、上加茂、中加茂、一宮、伊都伎、二宮、そして三宮の六社があり、秋には 「お旅」 と称し、神輿が練り歩いて宮神社へと宮入りする様子は勇壮である。
地域の結束の強さを表しているのであろう・・・
この、文面にある、上加茂神社が今回の、加茂神社のことかなぁ? 多分、そうでしょうね!
参拝日:9月1日
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