中井権次一統の足跡を巡っています
兵庫県美方郡新温泉町栃谷1079、長田神社です
湯村温泉から県道47号線を北上し、栃谷トンネルをでて、すぐ左へ鋭角に曲がると・・・
田の中に鳥居が見えます・・他は全くみえません・・・
社頭です
覆屋がみえます・・・戸は開いています
しかし、草、繁っていますね・・・こんな時は足下、周り要注意です
木々にすっぽり、覆屋が埋もれていますね・・・
主祭神:素盞嗚尊
配祀神:稲田姫命 大国主尊
由 緒:創立年月不詳
往昔田公社と称し後に長田牛頭天王と唱えたり
延宝二年(1674)9月社殿を造営し安政九年(1862)社殿を再建す
明治6年(1873)3月長田神社と改称し同時に村社に列せらる
身舎・・・板戸の両脇には、龍が・・蟇股は、海鳥と亀か?
・・・この身舎、板戸周りの彫刻、造りは時折見かけますね・・・
向拝
鳳凰の嘴に、力神の唇に、龍の眼に、そして、握りしめた宝珠に、朱色が鮮やかに残っていますね・・・これも覆屋のお陰ですね
龍の背面・・・「彫物師 丹波柏原住 中井権次橘正貞」と・・・
棟書・・・覆屋の梁に「長田天王佐屋一宇安政二?乙卯・・」墨書きされている
?の文字が、読みが分らない・・・安政二?乙卯は(1855)なのだが・・・
・・・右側・・・
鬼板は、獅子噛でしょうね・・・これは、中井権次正貞か? いや違いますね・・・私見
奉 再建・・・佐屋・・の文字が! そして、村役人、大工当村と詳細が書かれていますし、判読できますが、字、難しい・・・
・・・左側・・・
中央、円形の竿の石灯篭・・・安政六(1859)と刻まれている
中央の石灯篭・・文政元年(1818)
石段横の自然石の灯籠 天保十三年(1842)と、刻まれている
覆屋の梁の棟書・・・こんなにはっきりとそして、梁全体が拝見できるのも初めてです
そして、覆屋ならでは、向拝の彫刻の状態が非常にいいですね!
宝珠に朱色の帯が描かれているのは初めてみました・・・よかったです
0 件のコメント:
コメントを投稿