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2018年6月8日

比金山如意寺・・・国指定重要文化財・・神戸市西区櫨谷町谷口259

兵庫県神戸市西区櫨谷町谷口259、比金山如意寺を訪ねます

常行堂(阿弥陀堂)、三重塔、文殊堂・・・全て、国指定重要文化財です
TV番組、歴史街道にて、神戸市西区の本堂、国宝の太山寺、性海寺、そして如意寺を紹介していました
その内、今回は、如意寺を、再訪問いたします

如意寺と云えば、2017年4月9日に訪れました・・・青空でした、しかし、今日は曇・・・
https://a-shi-a-to.blogspot.com/2017/04/blog-post_9.html


比金山如意寺


国指定重要文化財 如意寺常行堂、三重塔、文殊堂・・・

如意寺は、今から千年ほど前、願西上人によって開かれたとされる天台宗の古刹で、地蔵菩薩を本尊としています。12世紀頃の古文書に「地蔵堂に土地を寄進する」という記述があることから、その頃に寺観が整いつつあったようです。寺院所蔵の文書群には、中世から近世にかけて隆盛を誇った当時の姿が生き生きと示されています。
そして、幸運なことにこのことは境内に残る三棟の中世建築によって今もはっきりと感じることができます。今は礎石のみを残す本堂を中心に西に阿弥陀堂、東に三重塔、南に文殊堂と建物を配置する方法は、近隣の太山寺とも共通し、天台宗独自のものとであると言われています


常行堂(阿弥陀堂)

常行堂は、常行三昧という天台宗の重要な修行のためのお堂で阿弥陀如来を本尊としています。応永十三年(1406)、寛文十二年(1672)に大きく改修されていますが、院政末期(12世紀末から13世紀はじめ)に 建てられた市内最古の建造物です。素朴で落ち着いた雰囲気をもつお堂の姿も見事ですが、内部の阿弥陀如来(市指定文化財)も建物と同じ時代に造られた 素晴らしいお像です。このように建物と仏像が造られた当時のまま伝わっていることは、めずらしく、大変貴重な文化財です


 入母屋造、とち葺き形銅板葺き・・鎌倉時代初期・・正面を全面蔀戸とする

本堂跡

本堂は老朽化により傾いたため第二次世界大戦後まもなく解体され、礎石をとどめるのみである


   三重塔・・・南北朝時代、至徳二年(1385年)、本瓦葺、高さ21.33m

阿弥陀堂と対面した高台に立つ三重塔は、軒の出が美しく純和様の建造物で、三層各階には、それぞれ大日・釈迦・多宝如来を安置して法華宗と密教思想の融合を表しています


三重塔前より、文殊堂をみる・・

伽藍の南端の傾斜地に建てられた文殊堂は、懸造様の高床をもつ建造物です
建立年代は、様式手法からみて、応永十三年(1406)の罹災後と考えられ、巻斗の「癸酉」という墨書銘が示す1453年であるとする意見もあります
他の諸堂と同じく江戸時代に修理が加えられていますが、聖僧文殊を安置する内部の厨子とともに時代の特徴を良く示している建物です

入母屋造、本瓦葺き・・・室町時代

文殊堂内
・・・部材の墨書から享徳二年(1453年)の建立と推定されている

傾斜地に建ち、前面を高床式とする点が特色である

手水鉢・・・貞享三年(1686)と刻まれている

  
 如意寺地蔵尊往生極楽護持 異朝和國随一之文殊授記尊 道・・・と刻まれている


裏には、建立年・・天保十三歳(1842)と刻まれている

仁王門

鎌倉時代唯一の大型塑像として知られる仁王像(県指定有形文化財)なども伝えらる
      ・・・残念ながら、痛みが激しいです・・・



阿形、塑像の宿命か、足下の損傷は、激しいです


おもわず、パチリです

前回より、1年後、TV放送をみて、再訪いたしました
TV放送では、説明板とまた違った味わいの説明をしていましたね・・
そう、ドローンを飛ばし、空撮です・・開発された街と山間がよき絵面でした

そして、本堂、国宝の太山寺は、訪れましたが、性海寺は、訪れていません
近々、二寺院を、参拝いたしましょう・・・

追記:二回参拝して、写す写真のアングルは、ほぼ同じ・・文面も同じ・・・でした





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