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2017年5月1日

大福光寺・・・国指定重要文化財・・京都府南丹波町須知色紙田

真言宗御室派 雲晴山大福光寺・・・
本尊に毘沙門天を祀るところから“蕨の毘沙門さん”とも、知られている



雲晴山大福光寺は真言宗御室派の末寺で、延暦年間(782~806)に鞍馬寺の中興法印釈峰法延が建立いたしました
当時は現在地より北方の空山(深山)に建てられ栄えましたが、足利尊氏公の信仰により嘉暦2年10月にこの地に移し建立されたました
南北朝時代には、足利家の祈祷所として栄えた
天正年間の兵火により多くのお堂は焼失しましたが、本堂と多宝塔は、今も当時の姿を残しています
・・・案内板より引用




【国重要文化財(建造物)】

大福光寺本堂(毘沙門堂) 1棟
【建立】足利尊氏公により嘉暦二年(1327年)この地に移し建てられる
【様式】方五間単層入母屋造桧皮葺
【特徴】菱欄間、格子戸等、鎌倉時代の様式を残す
    内陣は土間で、外陣の後方を廻れない等、日本でも数少ない特徴を持つ





大福光寺多宝塔(塔婆)

【建立】足利尊氏公により暦応2年(1339年)に建立と伝えられる
【様式】方三間二層桧皮葺
【特徴】鎌倉・室町時代の様式を伝える
    外側に蛙股12枚(内4枚は江戸時代の後補)がはめこまれている



蛙股・・四面です
・・・画像をクリックいただければ、拡大します・・・(*^_^*)







いや~! 久しぶりに美しい姿の、多宝塔を拝見できました・・・
・・・蛙股の彫り物も、実に美しいです・・・


その他、宝物・・

【国重要文化財(書跡典箱)】
紙本墨書方丈記 一巻
・・・紙本墨書方丈記は鴨長明が建暦2年(1212)に著した中世文学の代表作「方丈記」の写本で、方丈記の写本としては最古に属する貴重なもの・・・
玉篇(巻第二十四断簡)一巻

【京都府指定文化財】 彫刻・・・・
木造羅生門天立像(本尊) 一躯
古文書・・・制札 一枚
絵画・・・・板絵著色竹虎図 一面

【京都府登録文化財・町指定文化財】
懸仏附懸仏残欠 十五面八個

【町指定文化財】
仁王像

京都府南丹波町須知色紙田の地に、国指定重要文化財の建造物、多くの宝物を寺宝として持ち・・・
・・・静かに佇む大福光寺・・・

本堂(毘沙門堂)は足利尊氏公により嘉暦2年(1327年)この地に移し建てられ、多宝塔は、足利尊氏公により、暦応二年(1339年)に建立と伝えられるが、京丹波町の案内を見るまでは、全く知るよしもなく・・・

一人、のんびりと拝見させていただきました(建造物のみ)!






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