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2017年5月28日

香川家長屋門・・県指定文化財・・山口県岩国市横山


山口県指定文化財・・・香川家長屋門
 岩国藩家老、香川氏の表門で今から二百七十年余前、元禄六年(1693)香川正恒が建造したもので建築面積123.14㎡、江戸時代の武家屋敷造りの典型として城下町岩国をしのぶ資料であります

香川家は初め、芸州(広島県)八木城主で吉川広家が岩国に移封された当時客分から家老に取り立てられた名門であり、かの歴史的に有名な陰徳太平記は正恒の父正矩苦心の作で弟香川景継が大成したものであります
・・・案内板より引用


香川家には、この長屋門のほかに通用門、平時門などもあり、身分、用件などによって使い分けられていたことを伝承しています。

香川家長屋門の設計・建設は、大工の大屋嘉左衛門が行ったと云われています
大屋嘉左衛門は、18歳で吉川広嘉の錦帯橋架橋事業に参加しており、元禄時代の大橋(錦帯橋)の架け替えでは棟梁を務めた人物です
大屋嘉左衛門による元禄十二年(1699)の図面は現存する最古の錦帯橋設計図で、平成の錦帯橋の架け替え事業(2002〜2004年)は、この元禄期の設計図を規範として行いました。

香川家長屋門が建築されたのは、大屋嘉左衛門が円熟期の38歳のときにあたります
長年の風雪にもびくともしない、その重厚な頑丈な造りからは、当時の城下町に在住していた大工たちの技巧がいかに優れていたかが想像できます・・・観光案内より引用



そして、昭和三十年、当主、香川氏より岩国市へ寄贈されたと・・・・

表通りからしか、拝見できませんが、なかなか、立派な長屋門で、この門を出でて、登城する光景が浮かんでくるようですね・・・







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