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2016年10月15日

大乗寺、山門・・・中井権次一統の足跡を巡って・・兵庫県美方郡香美町香住区森!

大乗寺・・・別名、応挙寺・・兵庫県美方郡香美町香住区森
円山応挙、自らの数々の大作を始め、息子の応瑞や弟子の呉春、蘆雪など一門の名作を襖などに描き残しうつ百六十五点が、国の重要文化財の指定を受け、さながら円山四条派の美術館と云えるところから別命「応挙寺」と呼び親しまれています
・・・客殿、じっくり、鑑賞させていただきました・・・

六代目、中井権次正貞の作のある、客殿・・・
そして、今回は、その息子、中井権次橘正次の見事な作品の、山門を記します・・・


山門・・・安政二年(1855年)の建立 三間三戸八脚門


正面、梁上・・三分割・・
左・・あちゃ・・木鼻が写っていない・・・(^^;)

いました・・! 龍です!
左側面虹梁上・・・像の上に乗り、笛を吹く男・・・

右側面虹梁上
龍の裏面・・
そこに・・・「彫物師 青龍軒 中井権次橘正次」・・と、ある



旧梵鐘

天保十五年(1844年)江戸期八世蜜幢代発願製作 丈五尺 重量 貳百貫 音響荘厳なり銘鐘として近郷に親しまれたが、昭和の大戦にて供出させられ六カ所に貫通穴を受けて戦後返還された・・・案内板より引用





樹齢1200年のクスの巨木・・・


客殿と山門と2回に分けて備忘録を記しましたが、久しぶりの中井権次一統の足跡を巡り、いや、堪能しました・・・
・・・円山応挙・・真筆、これまた、素晴らしいもので、驚きばかりです・・

親子二代の作品も親に負けないよう、頑張ったのかなぁ? と、思います




・・・・これから下部の写真は、木鼻、持送りなど・・・部位を・・m(_ _)m

































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