尼崎寺町七福神めぐり･･･長遠寺･･兵庫県尼崎市寺町10

尼崎寺町七福神めぐり･･･長遠寺です
･･･ 貴布禰神社から北へ、そして、東へ、寺町を歩きます
専念寺、如来院と参詣し、東隣が、長遠寺となります（下：黒丸）


長遠寺

大堯山　長音寺　日蓮宗


本尊は題目宝塔と釈迦多宝です
当時の「大堯山縁起」によれば、観応元年（1350）永存院日院恩上人の開基と伝えられています。
はじめ尼崎の北、七ツ松に草創されたともいわれていますが、その後市場・巽－現在の東本町にあたる地に再興され、元和年間（1615～24）の尼崎城築城に際して現在地へ移転しました。
本堂は入母屋造、本瓦葺です。柱上の組物や軒屋根の傾斜などに桃山時代の建造美をうかがうことができます。昭和56～58年の解体修理によって慶長三年（1598）に建立され、元和九年（1623）に当地に再建されたことが判明しました。
多宝塔も、棟札に慶長十二年（1607）とあり、移築されたものと考えられます。
塔身は円形で軒そりの形が良く、組物や蟇股などの形態には桃山時代の特徴がよく表れています。
客殿・庫裏・鐘楼の三棟は慶長の頃の貴重な建造物であり、県指定文化財に指定されています。その他室町時代の銘をもつ鰐口・雲板、裏書に永禄八年（1565）と記された絹本著色涅槃図、元亀三年（1572）～天正十六年（1588）にいたる古文書が市指定文化財に指定されています･･･尼崎市教育委員会

本堂

桁行五間、梁間六間、入母屋造り、本瓦葺きで正面中央一間に 向拝を設けています


蟇股

手挟み

尼崎寺町七福神めぐり･･･毘沙門天
･･･大堯山　長音寺　本堂・多宝塔が国の重要文化財･･･


　　　　　　　　　　　　　家門隆昌の福宝･･･毘沙門天
                       

　　　　　　国の重要文化財･･多宝塔

多宝塔の上層は12本の円柱を円形に建て、下層は方三間、周囲に擬宝珠高欄付きの縁をめぐらせ、縁の下には 亀腹と呼ばれる四分円形の白の漆喰塗りの土壇が築かれています
･･･尼崎市資料より


蟇股･･･美しいです





手水舎・多宝塔・鐘楼（県指定文化財）

妙見宮

石鳥居には、明和三年（1766）と刻まれている