・・・延喜五年(905年)の神名帳には式内神社として記されており、そして・・・
江戸時代には「伊知宮大明神」「沼貫神社」「正一位一宮大明神」と称した神社であると・・・
神名帳の社名は奴々伎神社・・昭和15年に伊尼神社に改称のこと・・不詳とある・・・
県道109号線から、白山の麓、西へ・・・中河原川にかかる、宮ノ橋を渡ると、そこは、伊尼神社・・・
社頭に立てば、うん? ちと、なにかしら、雰囲気が違うな・・と、思えてきます!
立ち並ぶ巨木の間の参道を進みます・・・
主祭神 瓊々杵尊
配祀神 穀霊大市姫命
由 緒 人皇第二十九代欽明天皇御宇の創祀と伝えれる、丹波平原開拓に當り、国土経営の守護神として天孫彦火瓊瓊杵尊(紀)を祀り、穀霊大市比売命を配祀、伊知宮と稱へ奉る・・と!
延喜の制、国幣社に列せられ、祈年、月次、新嘗の祭儀には国幣に預り、国家事ある時臨時使を差遣はされて奉告あり・・
領主並に武将の尊崇厚く、明應三年(1494年)赤井城主赤井伊賀守忠家公、本社を造営・・と、ある!・・・神社庁資料より
拝殿・・・・明治42年(1909年)、新築・・・
中井権次一統の資料では、彫刻は中井丈五郎正忠の相方、久須善兵衛政精とある!
追記:2019年再訪問時に龍の背面の刻銘を発見しました
氷上郡成松北野 萩野善五郎 暮段一寄進
紀元二千六百一年一月(1941年1月)
姫路市外西青山 井上好郎之作
と、なると、中井権次一統の足跡ではないとのことになりますね
・2023年6月21日 訂正 松北野→松野町
本殿・・春日造銅板葺
左・・秋葉山、天保十三年(1842年)とよめる
江戸時代には「正一位一宮大明神」と称されたように・・・歴史の流れを、空気を感じながら・・・参拝させていただきました・・・m(_ _)m
参拝日:6月2日
龍の背面の刻銘について、訂正。氷上郡成松北町(きたちょう)荻野(おぎの)善五郎
返信削除ご指摘、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします
削除