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2016年6月21日

伊尼神社・・・中井権次一統の足跡を巡って・・兵庫県丹波市氷上町新郷!

兵庫県丹波市氷上町新郷・・・伊尼神社・・・

・・・延喜五年(905年)の神名帳には式内神社として記されており、そして・・・
江戸時代には「伊知宮大明神」「沼貫神社」「正一位一宮大明神」と称した神社であると・・・
神名帳の社名は奴々伎神社・・昭和15年に伊尼神社に改称のこと・・不詳とある・・・

県道109号線から、白山の麓、西へ・・・中河原川にかかる、宮ノ橋を渡ると、そこは、伊尼神社・・・
社頭に立てば、うん? ちと、なにかしら、雰囲気が違うな・・と、思えてきます!





立ち並ぶ巨木の間の参道を進みます・・・

主祭神     瓊々杵尊  
配祀神     穀霊大市姫命                     
由 緒   人皇第二十九代欽明天皇御宇の創祀と伝えれる、丹波平原開拓に當り、国土経営の守護神として天孫彦火瓊瓊杵尊(紀)を祀り、穀霊大市比売命を配祀、伊知宮と稱へ奉る・・と!
延喜の制、国幣社に列せられ、祈年、月次、新嘗の祭儀には国幣に預り、国家事ある時臨時使を差遣はされて奉告あり・・
領主並に武将の尊崇厚く、明應三年(1494年)赤井城主赤井伊賀守忠家公、本社を造営・・と、ある!・・・神社庁資料より

拝殿・・・・明治42年(1909年)、新築・・・

中井権次一統の資料では、彫刻は中井丈五郎正忠の相方、久須善兵衛政精とある!

追記:2019年再訪問時に龍の背面の刻銘を発見しました

氷上郡成松北野 萩野善五郎 暮段一寄進
紀元二千六百一年一月(1941年1月)
姫路市外西青山 井上好郎之作

と、なると、中井権次一統の足跡ではないとのことになりますね

・2023年6月21日 訂正 松北野→松野町


本殿・・春日造銅板葺
本殿、左手に・・・境内社・・・
鳥居のそばには、鐘楼がありました・・

見事に桧皮、剥がされていますね・・
境内左側・・・
伊尼神社への道路脇に立つ・・常夜灯・・
左・・秋葉山、天保十三年(1842年)とよめる 
延寳、天和以後、当地、旗本安藤、須田、水野三武将の崇敬殊に厚く、当社が祈雨の明神として又、武運長久の守護神として是等三氏の崇拝濃かりしことは其奉納せし金燈篭及額面の今に存せるを見ても明らかなり・・と・・神社庁の資料により・・・

江戸時代には「正一位一宮大明神」と称されたように・・・歴史の流れを、空気を感じながら・・・参拝させていただきました・・・m(_ _)m



参拝日:6月2日









2 件のコメント:

  1. 龍の背面の刻銘について、訂正。氷上郡成松北町(きたちょう)荻野(おぎの)善五郎

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    1. ご指摘、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします

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