兵庫県養父市の公式サイトに紹介されている・・まちの文化財を訪ねます
養父市まちの文化財(119)・・兵庫県養父市大谷497-3、大谷稲生神社です
大谷集落から30mほど上がった高台にあります
見上げるほどの急勾配の石段です
二ノ鳥居です
境内です
社殿
祭神は保食命と天熊人神です。五穀豊穣を司る農業の神です。
稲生神社ですが稲荷神社の意味もあります・・・養父市サイトより引用
兎の毛通し
ふところ・・・天女が、なにやら、包丁?を振りかざしているようですが・・・
龍・・・眼、ユーモラス? どこかおどけているようにも見える
木鼻、持送り
木鼻、持送り
・・・左脇障子・・・
左脇障子に、大きな滝の前に立つ老人の彫刻があります。これは中国の故事です。皇帝が許由に皇位を譲ると言いました。しかし許由は世俗の欲望を聞いた耳が汚れたと言って、滝の水で耳を洗うというものです。
左脇障子 背面刻銘・・・「当國城崎郡豊岡小田井町 大垣傳蔵輝貞 彫工」
右脇障子
龍の背面・・・刻銘「豊岡小田井丁住人 大垣和平傳吉」
・・・養父市サイトより・・・つまり彫刻の作者は、大垣傳蔵と大垣傳吉の二人です。
親子でしょう。現在知られている大垣傳蔵の彫刻はこの大谷の神社だけです。
なぞの彫刻師として注目しています・・・
左妻飾り・・・獅子噛がいます
右妻飾り
大谷稲生神社は、明治25年11月、神社の境内が整備され、本殿も建て替えられました。建物は一間社流造りです。先端は唐破風という形式になっています。正面と側面の幅は共に210cm、高さは約6.5mの大きな神社です。
境内社
境内社
境内からは眺める大谷から三宅の集落や水田が目の前に広がります・・
・・・大変見晴らしがいいすね!
養父市では、大垣傳蔵の彫刻はこの大谷の神社だけだそうです。
そして、なぞの彫刻師として注目しています・・・と!
今後、どこかで、刻銘を眼にすることもあるかも・・・記憶しておこう
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