史跡、川原寺跡を訪ねます・・・ 奈良県高市郡明日香村川原
川原寺は、飛鳥にあった仏教寺院。跡地は国の史跡に指定されています。
橘寺参道から、県道155号線の向こうに、川原寺跡、そして、現在の川原寺があります
史跡 川原寺跡
川原寺は、法名を弘福寺ともいわれている。その創建年代については不明であるが「日本書紀」天武天皇二年三月の条に川原寺で経を写すという記事があることや、伽藍配置や瓦の文様が天智天皇に関連する大津宮の南滋賀廃寺や太宰府の観世音寺と類似することから、天智天皇の時代(662~671)に斉明天皇の冥福を祈って建てられたものと考えられる。
昭和32・33年の発掘調査の結果、中金堂(現弘福寺の場所)の前には、東に塔、西に西金堂が建ち、中門からでた回廊がこれを囲むように中金堂へとつながっていることが判明した。
また、中金堂の北には講堂があり、これを取り囲むように僧房が三面にある。川原寺で使われていた複弁八弁蓮華紋軒丸瓦は川原寺式軒瓦と呼ばれ、天武天皇の時代には近畿・東海地域の古代寺院に多くみられ、壬申の乱で功績のあった氏族の寺院と関係のあったものと考えられている。現在では弘福寺境内にある瑪瑙(白大理石)の礎石と公園内の建物復元基壇が当時を忍ばせている。・・・明日香村
現在の川原寺
飛鳥寺(法興寺)・薬師寺・大官大寺(大安寺)と並び「飛鳥の四大寺」の1つに数えられた大寺院であったが、中世以降衰微し廃寺となった。現在は跡地にある真言宗豊山派の弘福寺が法燈を継承する・・・Wikipediaより
川原寺前から川原寺跡を・・・奥に見えるのは「橘寺」
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