「延喜式神名帳」によると、兵主神社は全国に19社あり、ここ、丹波市春日町黒井、兵主神社は丹波国一社として登載された「式内社」である
今年は、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」明智光秀ゆかりの地として、盛り上げようとあちらこちらに幟がたなびいています
社頭
一の鳥居から二ノ鳥居まで、参道は約100mほどあります
二ノ鳥居
鳥居額「兵主社」は、文化十一年、内大臣近衛基前は自筆のものである
兵主神社由緒
聖武天平十八年(746)に兵庫の守護神として鎮祭され、延喜式内社としてご祭神大名持大神(大国主大神)は少名持大神と共に病気平癒の守神医薬の神として健康長寿を守って下さり、また金刀比羅大神として車の守護、交通安全の守神であり、恵比寿大神と共に商売繁盛福徳開運の神であります。
往古より公家、武家、丹波、但馬、播磨、等をはじめ各地の崇敬厚く、特に戦国時代からは疱瘡の守護神として、主上御疱瘡の時または皇子御疱瘡の際には内侍局より御代参があり、また近衛関白家は代々崇敬厚く、種種の献上物は今に神社宝物として保存されております。
拝殿
拝殿、向拝
兎の毛通し
拝殿にて、参拝して見上げると、そこは、見事な彫刻ばかりです
銘は見つかりません
配祀神:少名彦大神 天香山大神 蛭子大神
右:戯れる唐獅子
中
左
蟇股
本殿へと・・・
透塀のため、撮影は難しいですね・・3台を駆使?して挑みます
本殿:明暦二年(1656)造営、享保十四年(1729)造営
左面 妻飾り
海老虹梁、手挟み、木鼻・・・よき眺めです
左脇障子 尾垂木からの龍頭
狛犬
左後方より、本殿を・・・
本殿、右面
オガタマキノ 樹齢推定300年
奥ノ宮
水神社
社務所・・・獅子噛がいますね
絵馬殿内、奉納絵馬
弘化四(1847)
嘉永二(1849)
寛政三(1791)
手水鉢 天保六(1835)と刻まれている
神輿庫の戸の隙間から、SONY-RX100でパチリ
振り返って、ご神木「一の樹」
二の鳥居前、石灯籠 寛保元年(1741)
兵庫県立氷上高等学校グランド付近より、黒井城址を・・・
大量の写真となりました
まだまだ未掲載があるのですが、このへんで・・・
彫刻は、本殿、拝殿とも見事なものですが、彫刻師の資料がでてきません
先人の記事では、京都と深い関係なので、京彫りとも記されています
本殿と拝殿の造立年が違うようです
そして、現像する際に拡大して見ると、彫刻師も違うように私の眼は見えますが・・・
しかし、見事な彫刻群です
さすが、丹波一宮、式内社 兵主神社です・・・
追記:この記事中の写真撮影日は緊急事態宣言発令以前の撮影分です