中井権次一統の足跡を巡っています
中井権次一統作品集 丹波市No21 兵庫県丹波市氷上町南油良529、貴船神社です
令和2年3月20日、新聞記事、阪神三田地域版に、装飾彫刻探訪記の発刊の紹介と、ここ貴船神社が紹介されていました
最初の参拝は、2016年7月15日でしたが、今回、異変を発見いたしました
扁額は、貴船大明神
主祭神 水羽女尊
由 緒 田井の賀茂神社分霊を勧請
明治以前は「四社明神」と称し、貴船・賀茂・春日・八幡の四柱を祀る
明治6年(1873)、村社に列せられる
拝殿
拝殿裏手から、本殿を見上げて、撮影です
・・・うん? なにか、おかしいぞ!・・・
下白四角部分の向拝目抜きには、龍がいたはずですが、いない?
2016年7月15日撮影したものです
修理のために取り外す? 台風などで、外れた? まさか、盗難では?
向拝 梁を支えているのは、なんでしょうか? 鬼? 力神?
本殿 左面
木組みは複雑で多彩です 正徳六(1716)の棟札があると・・・
妻飾り
手挟み
素晴らしい・・・
尾垂木からの龍頭、肘垂木の霊獣、木鼻の数・・・数え切れない
背面から右側面へと回ります
背面
右、妻飾り 亀
斗キョウには、目を奪われる
二体の風神
蟇股
経年劣化だが、赤は健在です
拝殿前
神輿庫
手水鉢・・・宝暦九(1759)と、くっきり刻まれている
本殿前の狛犬
向拝目抜きにあるべき、龍がいないのです
修理か、保存か、わかりません
保存のため、取り外しは考えにくいのですが・・・
まさか、盗難?
いや、考えたくもありません
外れた?・・・恐らく、台風の暴風で、外れたのではと考えます
管理する高座神社に聞いてみようかなぁ?
貴船神社の彫刻は、中井権次一統の足跡とありますが、残念ながら銘など確証はありませんので、研究者の考察を待つしかありません
しかし、これだけの数の彫刻を楽しめれば、それだけで十分ですね
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