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2025年5月31日

新緑の山道を走ろうぜ! 美山のかやぶきの里、知井八幡神社です

 美山のかやぶきの里を散策しています
その里の東の山麓に、知井八幡神社があります
ここ、知井八幡神社の彫刻は中井一統と推測されています

下写真、赤い橋の右橋桁の斜め上、鳥居が見えます(赤四角)



参道下に到着

社頭

鳥居をくぐれば、三度目の知井八幡神社の境内です

舞殿

知井八幡神社の由緒
当神社は、中世知井之庄九ヶ村の惣 (総)社で、延久三年(1071年)に創建された。 永禄十年(1568年)に山抜けによる大洪水で流失したため、社殿移築の協議がまとまり、元亀元年(1570年)に現在地に 移転・再建された。
伝承によると、和銅六年(713年)妖怪が 出没人々を恐怖におとしいれた。
天皇の命を受けた古師は、丹波の奥山に棲む八つ頭の大鹿の仕業と判じた。
天皇は直ちに甲賀三郎兼家に命じて大鹿退治に当たらせる。
首尾よく退治に成功した兼家は神恩に感謝してその地に建てた社が、知井八幡神社の起源とされている。
なお、大虎退治に従った家来たちの中には、この地にとどまり村を拓き、氏子として八幡宮の守り手になっていったという。
 現在の本殿は、明和四年(1767年)に 再建されたもので、特に、神社彫刻では丹波地方を代表する神社として広く知られている。
また、この地は小浜と京都を結ぶ若快 街道の道筋にあったため、往来の人たちで にぎわい、旅の安全を守る神社として 賑わった歴史がある。


京都府指定文化財 八幡神社本殿(江戸時代)
本殿は三間社流造、軒唐破風、千鳥破風
装飾彫刻は江戸時代中期以降の丹波地方の寺社建築の代表的なものと言われている

本殿

御祭神 応神天皇

イイすね‥なんか久しぶりに見事な神社彫刻を見た感じ

向拝・・・
破風先の懸魚「菊の花」
懸魚の菊花の細工は、彫刻を別で繋げている物ではなく、元々一枚物の板から菊の花を彫り出だしている
力神・・・鬼の形相で力の限り屋根を支えている
正面目貫「松に鶴二羽」

蟇股は孟宗、持送りは鳩

手挟み・・牡丹に鳳凰

左面

背面

右面



左、脇障子‥獅子の子落とし


右、脇障子‥鯉の滝登り

本殿正面に設置されている、彫刻の説明

本殿石段下より舞殿超しに鳥居側を望む

社務所

青紅葉と美山の山々‥

鳥居前から由良川、長除橋を望む
茅葺きが葺き替えられていますね

知井八幡神社の彫刻はすばらしい!
本殿と舞殿は明和四年(1767年)播州三木の大工棟梁「室田利平衛」だが、彫刻は京都の匠によるものとの説がある

説明板によれば、中井一統との推測ですが、他の説も考えてみても面白いのではないでしょうか?

私には眼力はないですが、あれこれ想像するのは、楽しいものです













2025年5月30日

新緑の山道を走ろうぜ! 美山のかやぶきの里です

新緑の山道を走ってやってきました、美山のかやぶきの里
今回で、四度目になります

2013年4月・2015年11月・2018年9月に訪れました
なんど訪れてもよき日本の原風景です
2013年の時は人も少なかったですが、徐々に多くなったと思います
今回もすれ違う方々は外国の方ですね


到着です
なんと、駐車料金が必要です
茅葺集落に入る場合は必要で、食事・トイレであれば不要らしい
景観環境維持のためでしょう、必要ですね @500円でした

京都丹波高原国定公園
かやぶきの里 Kayabuki-no-sato
美山町北集落は、茅葺き民家が多く残る地区です。 かつて日本海沿岸から京の都へと続く 「鯖街道」 として栄えた当時の景観を残しつつ、人々の暮らしが続いています。
この地域の茅葺き屋根の独特の形状は、「北山型」と呼ばれます。 明治時代以前に建てられ たこれらの民家は、地域の人々の手で守られており、その維持の取組には集落周辺の土地活用も欠かせません。 由良川を挟んで集落の向こう側は、毎年11月下旬から、屋根を葺くカヤを共同作業で刈る「茅場」。 一軒の屋根を葺くのに必要な茅は、この地域で1年間に刈り取られ る量ではまかないきれないほどです。 その場で良い茅を選り分け、束ねて立たせ、半年乾燥させます。 屋根の茅は、 囲炉裏の煙で燻されることにより長持ちしますが、 火を焚く機会の 減った近年は20~25年ごとに葺き替えを要します。


定番?のコースを歩きます

撮影ポイント---赤ポスト
外国の方は、ポストの脇に立ってピースポーズして、ほぼ、パチリしています

今回は数軒、茅を葺き替かえたお家があるのがわかりますね
そうです、茅葺きの色が違うからね、すぐ分かるのです

失礼して、パチリさえていただきました
住民の方は、もう慣れっこになっているでしょうね
でも、生活されているのですよね、そこへ土足で入り込み、生活圏をパチリするのですから、申し訳ないことです


茅葺の家は、夏は涼しく冬はあたたかい。厚く重ねられた茅は、通気性・断熱性に優れ、「呼吸する屋根」と言われています。 村では約二十年に一度のサイクルで、古くなった屋根から片面ずつ順番に替えます。 役目を終えた茅は、畑の隅に積まれ、土に戻り、良い肥料 となります

山側(北側)はこのような状態が多いですね


屋根の上の木材を「ウマノリ」というらしい
普通は5本とのこと、7本ある大きな民家があるらしい
横に渡す木材はユキワリ(カラスドマリ)という
懸魚(火除けのお守り)と家紋がある


美山の茅葺民家は、「北山型民家入母屋造り」と呼ばれています
江戸時代 (230年前) 明治時代 (150年前) に建てられたものが多い
雪がずり落ちるほどの急勾配の屋根・ 雨漏りも防止
茅の屋根の材料は主にススキ、稲わら
葺替えは雪のない4月-11月に・・ 2018年に訪れたとき偶然にも見学できました

その時の一枚(2018年)





資料館



二棟もあると大変でしょうね

放水銃

普明寺

廃滅しかけていた寺は、 智覚普明 国師によって再建されたが、再度 火災に遭い、 1568年若狭妙徳寺 によって再建され、曹洞宗となる。 本尊にある「聖観世音菩薩」 は 美しく、 篤い信仰を受けている


ちょっと懐かし雰囲気のお店

美山川(由良川)・橋の名は長除橋(赤橋)・橋の右下が茅場です

長除橋から集落を眺めます

定番・マンフォール



蕎麦畑

料金徴収箱があるぞ!
4度目の美山のかやぶきの里でした
最初が2013年ですから12年前
ほとんど変わらない景色に見とれていました

また、数年後に来ることができるでしょうか?

次の目的は、集落の東に位置する、知井八幡神社です
ここは、外せない神社ですので、向います
そう、中井一門だろうと云われている見事な彫刻があるのです











2025年5月29日

新緑の山道を走ろうぜ! まずは、野間の大けやきです

このところα君と走っていませんね
今年8月には、13年目の車検がやってきます
その前に、少し長めの距離を走って、α君の体調?車調?を確認したいし、新緑の山道、好きな山間をダラダラと走って楽しみたいと走ります

考えたコース、目的地は、野間大けやき → 京都府南丹市、美山のかやぶきの里 → 京都府、舞鶴赤レンガパーク、海上自衛隊基地へと北上するルートです
おそらく、250㎞強は、走りますね、そして、すべて、一般道を走ります

Google-mapより


その目的地毎、記事を作成します

まずは、野間大けやき
1年ぶりですね


資料館前から
元気そうですね、強風もあったのに、枝も大丈夫のようです

県道側から

最近、友人から「ふくろう」は、まだなのか?と問われて‥
時期も6月初旬と答えたのですが、それが‥

この日は、なんと休館日
それでも子供たち、数人のカメラマンがいました
望遠鏡を上に向け、覗いているのですが、私はまったく気にせず、大けやきの元気な姿をパチリして次の目的地へ走りました

ところがところが、久しぶりに情報を観れば、なんとフクロウは雛が生まれ、すでに巣立ったとありました
そして、アオバスクの姿の写真がアップされていました
・・アオバズクがけやきに止まっているのを確認しましたので、アオバズク のお母ちゃんが営巣に入ったみたいですね・・と、ありました

今日のお伴は、Nikon D600+19-35mmの広角レンズなんです
初の海外遠征?いや、目的地を考えてお伴させました

と、いうことで、写真はバッチシ構図ができました
古い機種ですが、そこはフルサイズ、まずまずの出来とおもいます

これから、アオバスク情報は日々確認しなければなりません
楽しみです


こういう目的地の場合は出番がでてきますね
活躍してもらいましょう