ページ

2020年4月18日

中井権次一統の足跡 大原神社、兵庫県丹波市春日町広瀬

中井権次一統の足跡を巡っています 
第二版、中井権次一統作品集 丹波市No48 兵庫県丹波市春日町広瀬、大原神社です
初版の中井権次一統作品集には、掲載されていません

桁隠しの鶴

前回、探すのに迷った神社でしたね! よ~く、覚えています
初版の中井権次一統作品集 兵庫県丹波市春日町広瀬は天満宮でしたから・・・


道標

社頭
境内

大原神社(広瀬区)

由緒は不詳です
明治六年十月に村社となり明治四十五年五月八幡神社、神明神社を合祀され、さらに旧八王子神社の境内に社殿を移されました
主祭神は伊邪那美命で相殿は天照皇太神と品陀別尊です
拝殿の奥が本殿でその妻飾りには、今、話題の中井権次一統の彫刻があります
中井権次一統は丹波柏原藩の宮大工で、中井道源を初代とし、九代目貞胤まで神社仏閣の彫物師として活躍しました
本格的に彫物師として活躍したのは四代目、中井権次君音(1772~1787年)からです
作品は、近畿一円に及んでいます
大路地区にも多く残っています
この神社の彫刻は、中井家六代目・中井権次正貞(1780~1855年)の作とされ、とりわけこの神社の彫刻は立派なものです


拝殿と本殿
・・・・本殿は、透塀に囲まれて、なかなか撮影が難しい!・・・・

本殿、左面は、一段高い場所があるので、向拝ははっきり見える

銘は見当たらないですが、六代目中井権次正貞の龍です

       海老虹梁、桁隠し、手挟み

左面、妻飾り

背面、蟇股 猿ですね

右面、妻飾り


       右脇障子

       左脇障子

木鼻
木鼻に注連縄の下げる紐が・・・う~ん! ちと、辛いね

手挟み

左石灯籠 享保十三(1728) 右石灯籠 享保十九(1734)と、読める
奥の狛犬君は先代でしょう

鳥居横の石灯籠群

盃状穴

一宮神社といい、大原神社といい、中井権次一統の説明がなされていて・・・・
「よしよし!」と、密かに喜んでいる私がいます

追記:この記事中の写真撮影日は緊急事態宣言発令以前の撮影分です







0 件のコメント:

コメントを投稿