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2016年5月28日

狭宮神社・・・市指定文化財を巡って・・・兵庫県丹波市山南町和田!

丹波市山南町和田、挟宮神社・・・訪れたかった神社です!
彫物師、中井権次一統を主として神社仏閣を巡っていますが、ある日、江戸期に職人の間で「彫聖」として語り継がれた、中川利兵衛という名を知り、その作品を知ることに・・・
しかし、その作品がその他に、どこの地にあるのか、ググっていますと・・・出てきました、丹波市、挟宮神社です・・

延喜式内社、挟宮神社です・・


ええ感じですね・・・新緑は眼に優しい・・です!

社頭、拝殿です・・
由緒、案内・・・

当神社は、平安時代中期(西暦927年)延喜式内社として列格した丹波有数の古社であります
主祭神の若沙那売命は、若々しく成育する御神徳で、健康長寿、不老長寿を始め、安産、交通安全、命の守護神として広く崇敬されています
また、相殿(副祭神)の八幡様は厄除大神で有名です

御本殿は、江戸中期(西暦1758年、宝暦八年)の再建で、入母屋造檜皮葺きの誠に巧みで優美な古社にふさわしい建築となっており、特に本殿の彫刻は、江戸期に職人の間で「彫聖」として語り継がれた中川利兵衛の作品です
本社周りの境内社は(稲荷社・天満宮等)の七宮をめぐられる際にゆっくり御覧下さい
社殿真向かいには、安土桃山より江戸後期にかけて、厄除けや雨乞いの際に奉納された能(丹波猿楽)の舞堂があり平成14年五月から能楽が復活しております
・・・境内案内板より引用

狭宮神社境内社 ご利益七宮めぐり参拝図

本宮を中心に時計回りで、境内社を巡ります

本社:狭宮神社
一の宮:猿田彦神社
二の宮:蛭子神社
三の宮:稲荷神社
四の宮:弁財天
五の宮:愛宕神社
六の宮:厄神神社
七の宮:天満宮

市指定文化財・・狭宮神社本殿・・

延喜式内社で、往古は和田村下河原にあったが、正保年間(1640年代)に現在地に遷されたと伝えられる
本殿は、正面一間、背面二間、側面二間の入母屋造平入で、向拝一間を付ける
組物は二手先で屋根は桧皮葺、千鳥破風を置く
大工棟梁は多可郡の飛田平蔵、華麗な彫刻は大阪の彫物師、中川利兵衛尉藤原親家による
狭宮神社には、本殿以外にも元禄六年(1693年)鶴牧藩の和田代官所の手先であった野添氏宗が奉納した能面少尉が市指定文化財(彫刻)として、神社裏山の社叢が市指定天然記念物に指定されている
・・・案内板より引用
覆い屋の為、撮影が難しい・・・SONY、RX100の3倍ズームでは、さらに限界を感じます・・(^_^;)

中井権次一統の作品と、作柄が違いますね・・・どう、違うかって?・・違うのです!
・・・どちらも、見事な彫刻です!・・・m(_ _)m
左脇障子、そして、腰廻りに、おおぉ、獅子噛みがおるぞ・・・!!
見事ですね・・・(*^_^*)

左脇障子・・同じく、腰廻りに獅子噛み・・左右に四つ

狭宮神社境内社 ご利益七宮めぐりにまいりましょうか!
まずは、一の宮:猿田彦神社
二の宮:蛭子神社
三の宮:稲荷神社
四の宮:弁財天
五の宮:愛宕神社
六の宮:厄神神社

七の宮:天満宮


舞堂にある奉納絵馬・・元治元年(1864年)
年代不明・・・

狭宮神社境内社 ご利益七宮めぐりも無事、終わりました・・

そして、やっと、出会いました、中川利兵衛藤原知親家・・・
2015年6月15日、参拝した・・・賀茂神社・・兵庫県たつの市、御津エリア・・
http://a-shi-a-to.blogspot.jp/2015/06/blog-post_23.html

新シリーズ、中川利兵衛を巡って・・・う~ん? 巡ってが、三つになりますね!!



参拝日:5月19日



2016年5月27日

小野天満宮・・中井権次一統の足跡、そして、町指定文化財を巡って・・兵庫県丹波市氷上町小野!

小野天満宮・・ここは、中井権次一統の足跡でもあり、氷上町指定文化財の割拝殿があります!
そして、推定樹齢は約450年、市指定文化財・・「天満宮のモミ」の、大木がいてはります・・・!

しかし、小野天満宮、場所・・これがね! なかなか、分からず、まして、探し当てたら、「α君」 ギリギリで、「P」などあるわけがない・・・
まぁ、そこはやや強引にね・・・鳥居脇に、「P」して・・足早で参拝を・・ですから、ちと、大きな車は不可ですね!

まずは、氷上町指定文化財の割拝殿・・・

この建物は、神社の割は遺伝の変形された舞殿で、最初は、貞享三年(1868年)に建てられ、猿楽を行ったが、江戸時代末期から農村歌舞伎の流行により、もっぱら浄瑠璃芝居を演ずるために用いられ、今日のものは明治三十年の再建のものである
中央の通路は上演の際は板を渡し一部は迫り台を仕掛けて天井からロクロで迫り上がる仕組みとなっている
また、北側に楽屋および浄瑠璃棚が設けっられている 当時の盛況がうかがえる貴重な建築物である・・・説明板より引用

鳥居より・・
北側(右)・・・楽屋および浄瑠璃棚設けられていると・・・正面三間、側面二間の短形の建物
屋根内部・・・棟札がみえる・・再建は、明治三十二年とよめる・・
拝殿・・・
祭神は菅原道真公

由緒・・・
創立年不詳、大谷山の山嶺に鎮座ありしを、今の地に奉遷せられたりと伝う
文禄年間(1592~1595)、神殿を再建
明治三十年(1897)、再び造営し現在いたる。霊験あらたかにして、雷除けの明神と称し、尊信近郷に及ぶ・・と、ある
拝殿、向拝の龍・・・
資料によると、拝殿の刻銘は・・・・大正拾年酉三月日 本郡柏原住 彫刻師八代目中井権次橘正胤と・・・あるらしいが、発見できず・・・(^_^;)

いいすね・・・(*^_^*)


右、脇障子
刻銘・・・彫物師 柏原町住人 中井権次橘正貞・久須眞助正美・中井清次郎正用・・と、ある
右側より、・・・睨まれているよ~ぉ!!


市指定文化財・・天満宮のモミ
境内北側の石垣にまたがって生え、目通り幹囲、約5.30m 高さ、約15.0m(元は約27.5m)で幹の下部が一部分枯れているが、石を積んで保護されている
推定樹齢は約450年で数少ないモミの大木である 幹の上部は切られており、地上3~4mの付近にはコブが生じている
下枝は地上10mのところに生じ、啄木鳥がつけた穴や?が幹の中に巣をつくっているのがみられる
・・・案内板より引用



割拝殿の、奉納絵馬・・・文久四年(1864年)とよめる・・
割拝殿前の石燈籠・・享保四年(1719年)と、よめる・・



本殿の彫物は、六代目、中井権次橘正貞・久須眞助正美・中井清次郎正用、拝殿の彫物は、八代目中井権次橘正胤・・・
いやいや、歴史を感じますね・・・・よく、わかりませんが、代々の技の伝承なんでしょうね!・・m(_ _)m

知人より、写真加工について、ご指導いただきましたので、今回、ちと、写真修正、加工に、リキ、入れてみました・・・

使用ソフトは、Adobe、LightRoom、PhoteShop2015CC・・・しかし、う~ん! 難しい!

さて、出来栄え・・いかがでしょうか・・・?  
・・・ええぇ! あまり変わらんぞ・・って、声が・・聞こえそう・・・(>_<)



参拝日:5月19日






2016年5月26日

一の宮神社・・・中井権次一統の足跡を巡って・・・兵庫県丹波市氷上町上成松!

中井権次一統の足跡を巡って、丹波市氷上町上成松、一の宮神社を参拝します
ここ、一の宮神社は丹波市観光情報でも、「きりしま名所」ツツジが5月初旬に見どころらしいのです!
事前調査不足で、「霧島つつじの名所」・・知りませんでした・・・本来なら、5月初旬が、見頃・・参拝日を間違えたようです・・・(^_^;)

一の宮神社と霧島つつじ・・・

一の宮神社は、上成松四方の京尾山の麓に鎮座します
ゆるやかな坂道と石段を上ると正面に本殿、真向に舞殿があります
「境内に鐘楼あり、建築も叉甚だ優雅である」と記されているように本殿周りの彫刻は実に美しく質素の中に豪華さがただよっています
また、昔より多くの人々に親しまれている樹齢三百年を超える霧島つつじの古木が社殿を取り囲んでいます
五月初旬には霧島つつじが花開き、その壮観さは静寂雅鏡のことばがぴったりです
・・・案内板より引用


案内板より霧島つつじ、写真拡大・・・いや、見事ですね・・・(*^_^*)



おおおぉ・・・閉鎖中? いや、獣柵・・だから、中央の大扉は施錠されている・・と、思う?
しかし、えぃ!施錠されていない、左の戸を開け、入ります・・・
一応、施錠用の鍵の存在を確かめてね・・・締め込まれたら、大変だから・・・ね!
一対の石燈籠・・・安永八巳(1779年)とよめる・・奥に二ノ鳥居と、舞殿がみえる・・
手入れの行き届いている、参道、境内です・・左は鐘楼です・・・梵鐘はありません!
主祭神 :  伊弉諾命
配祀神 :  誉田別命 菅原道真公 
由 緒 創立年不詳、明治六年(1873年)村社に列せられる
いや、向拝、虹梁上、彫物のオンパレードですね!!・・(*^_^*)
よき姿ですね・・・

社殿、左手より・・・
社殿、右後方より・・・
鐘楼・・その前の石燈籠は、寛保元年(1741年)とよめる・・・

さぁ、下りますか! よ~く、見ると・・・実は「α君」、鳥居の前に「P」しているのです・・・
・・・そう、「P」する場所がない! 道狭し・・・仕方なく、お尻から、鳥居前に・・・m(_ _)m



これより、下部は、中井権次一統の作品です・・
丹波新聞、中井権次の資料によると、八代目、中井権次正胤の作とのこと・・・
向拝・・・正面の龍、唐破風の梁を支えている・・力士か?
本殿、蟇股のは・・・象か?・・う~ん?
本殿、蟇股・・・象?・・そして、首の長い龍のたくさんおるなぁ!
見事な手挟み、左一列は、各種?龍・・(^_^;)・・・
首の長い龍が、たくさんおるなぁ!



・・左、脇障子・・

・・右、脇障子・・




霧島つつじ・・・事前調査不足で、知りませんでした・・・
写真のごとく、見事なものでしょう・・・来年、同時期、満開時に、参拝いたしましょうね・・・(*^_^*)





参拝日:5月19日