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2019年12月4日

書寫山圓教寺、三之堂・・・2019年紅葉巡り

2019年紅葉巡り、第二部・・・書寫山圓教寺、三ノ堂です
摩尼殿から、登ること、6分ぐらいですか・・・汗ふきふき頑張っています

その坂道に、通称「千年杉」と呼ばれている巨木が出現・・・
樹齢:約700~800年/樹高:約35m/幹回り:約7.6m


いよいよ、三ノ堂です
いろんな映画の撮影で登場する空間です
ラストサムライ、関ヶ原・・・等など

いいすね!

大講堂・・・国指定重要文化財

構造形式:桁行七間・梁間六間・二重一階・入母屋造・本瓦葺


大講堂は、食堂、常光堂とともに「三之堂」と称され、修行道場としての円教寺の中心である。
建物をコの字型に配置した独特な空間構成で、かつては北東の高台に五重塔も建てられていた。
大講堂は、円教寺の本堂にあたる堂で、「三之堂」の中心として、お経の講義などを行う学問と修業の場であった。
永延元年(987)の創建以来、度重なる災禍に見舞われたが、現大講堂は、下層を永享十二年(1440)、上層を寛正三年(1462)に建立したものである。
雄大な構造で、和様を基調とした折衷様式に、内陣を土間とした天台宗の伝統的な本堂形式となっている。
極めて古典的で正当な様式を駆使しながら、一部に書写の大工特有の斬新な技法を用いており、創建以来の伝統を残しながら、時代の要請を取り入れて存続してきた貴重な建造物である。
内陣に木造釈迦如来及両脇侍像(平安時代・国指定重要文化財)が安置されている。

晴れた秋空に、大講堂の姿はステキです

上層・・・扁額


内陣に木造釈迦如来及両脇侍像(平安時代・国指定重要文化財)が安置されている

大講堂、天井の梁、組物

常行堂・・・国指定重要文化財、室町時代

本尊 阿弥陀如来
常行三昧をするための道場である。
建物の構成は、方五間の大規模な東向きの常行堂、北接する長さ十間の細長い建物が楽屋、その中央に張り出した舞台とからなっている。
舞台は大講堂の釈迦三尊に舞楽を奉納するためのものと思われる。


大講堂から常行堂の正面を・・・逆光ですね

舞台

食堂・・・国指定重要文化財

構造形式:桁行十五間・梁間四間・一重二階・入母屋造・本瓦葺


食堂は「三之堂」のひとつで、修行僧の寝食のための寮であった。
かっては教興坊、後に三宝院と称されていた。
度重なる災禍い見舞われており、現在の建物は、寛政年間(1461~1466)頃の再建と推定される。
別名「長堂」と呼ばれる通り、桁行約40mの長大な建築で、現存する総二階建ての仏堂として他に類例がなく、国内最大規模を誇る。
堂々とした大講堂と、繊細な常行堂の中門などをつなぎ、「三之堂」全体を一つの空間として演出する貴重な役割を果たしている


食堂一階・・・蔀戸の間から三ノ堂の空間を見る・・・
写経のためのテーブルが並んでいます・・・写経体験もしてみたいのだが・・・


       食堂二階の長大な縁・・・

二階より、常行堂を・・・

二階より、大講堂を・・・

食堂の反対側、三ノ堂の空間に入る右手に姫路城主・本多家の墓所があります

姫路城主・本多家の墓所

五棟の堂は、本多忠勝・忠政・政長・忠国の墓です。
本多家は江戸時代、初期と中期の二度、姫路城主になりました。
忠政・政長・忠国の三人が姫路城主です。



食堂の裏を通り、奥の院に向かいます

床下

この坂道を下り、奥の院へ向かいます

三ノ堂・・・紅葉見物ではなく、建築物見学でした
映画の撮影のロケ地として有名ですが、ふと、武者が現れても不思議ではない空間ですね
再度、映画、ラストサムライ、関ヶ原を見てみましょう・・・また、見る目が変わるかも・・・

いやいや、堪能いたしました・・・

追記:広角レンズが必要です
うかつにも、装着を忘れました、C-PLフィルター・・・



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