京都府福知山市、篠山市・・・梅田七社を巡っています
梅田七社…中世の豪族・細見氏が統治していた地域に建立された7社の兄弟社で、菟原(梅田神社)、辻(梅田神社)、高杉(春日神社)、友渕(春日大明神)、本郷(春日神社)、藤阪(春日神社)、小原(梅田神社)を指します。この内、本郷、藤阪、小原は現在の兵庫県篠山市になります
梅田七社では、菟原、梅田神社が長兄社であります
京都府福知山市三和町菟原下69-1、梅田神社(赤丸)です
社頭
一間社流造を二棟並べて接続させた連棟式社殿で、比翼流造
・・・・少し、見上げる形で、パチリです・・・・
菟原梅田神社は彦布都押信命・天児屋根命を祭神として、梅田・春日の二座を祀り文治五年(1190年)草創以来八百年(1845年再建) 洪大な御神徳をもって常に氏人の安穏、桟土の弥栄を擁護し給う
左:春日神社
春日社
春日社、切目長押の上にも波の彫刻が・・・
木鼻
木鼻
春日社、左脇障子
両身合の間の脇障子は一枚の鷲の彫物です(左:春日社、右:梅田社)
両身合の間・・・この部位の名称が分からない・・・
・・・獅子、三頭と、波?が彫られている(左:春日社、右:梅田社)
梅田社
・・・蟇股の彫刻も見事です・・・
梅田社 右脇障子
梅田社
梅田社、妻飾り
手挟み、海老虹梁
境内社
手水舎
・・・神秘 轟水・・と、ある
「α君」と大銀杏
この坂を下りてきました
神社参拝も500社を超えましたね
そのなかで、社頭に立ち、「お!」「おおぉ!」「これは!」・・と、いう神社は十数社ありますが、そのうちの一社が、ここ、梅田神社です
彫刻は、中井権次一統の資料によれば、彫刻は中井権次正貞と思われるとあります
龍の面構えは、そのもので、彫刻も全体的に工数も多いと想像できますね
・・・文保寺下書で、学んだ工数などからの想像・・・
・・先人の資料に・・・天保十三年(1842)四月十八日に罹災、嘉永元年(1848)三月十五日上棟、宮移し・・と、ある
江戸、嘉永時代で、相当の費用をかけて再建したものと感じます・・・私感
二年前の2016年3月23日に中井権次一統の足跡を巡って・・で、訪れました
https://a-shi-a-to.blogspot.com/2016/03/blog-post_17.html
何度訪れても、おおぉ!・・と、声が出る、圧巻の梅田神社の彫刻です
もうすぐ、銀杏も色づくころ・・・再び訪れてみたいですね・・・
梅田七社、最後の一社へ参ります
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