国指定重要文化財、酒垂神社、本殿・・を、訪ねます・・兵庫県豊岡市法花寺
拝殿、本殿の覆屋・・
重要文化財 酒垂神社本殿 畧記
建物は一間社流造こけら 葺で、木割の太い柱に三ツ斗組をのせ、中備えは半肉彫の蟇股を飾り、妻組は虹梁大瓶束を組む
これらの建築細部技法は当時の建築様式の特徴を示す優れたもので、殊に建立年代や工匠名が明確であり、建築史上価値の高い神社建築遺構として昭和33年5月に国の重要文化財指定をうけ、棟札も附指定された
本殿は江戸中期の大改造によって形態が改変され覆屋に囲われていたが、昭和43年から翌44年にかけ て文化庁指導のもとに解体修理があり、その際の調査で身舎は旧規がほゞ解明され、軒廻り、柱間装置、天井などは建立当初の形式に復された
しかし旧部材の残存しなかった庇や縁廻りは江戸中期の改修等による形を踏襲して修理されたが、欠失していた屋根を復し、全般には室町時代の容姿に復旧整備された
覆屋も本殿の修理を同時に改築された
本殿・・・
国指定重要文化財 酒垂神社本殿
正面東側斗栱・・・
連れ出し三つ斗組で中備には刳抜き、蟇股琵琶板には、亀甲地紋の中心に法輪が刳抜き かれ、神仏混淆性をうかがわせる・・・
一間社流造、こけら葺き・・
壺の形をした柱材などに室町時代のデザインをみることができる・・と!
巨木が立ち並んでいますね・・・
嘉永六(1853)とよめる・・・
拝殿の壁にあった、御神木の記録?
樹種:千年一本杉 樹齢:推測650年 樹高:40m 胴周6m
樹木老巧化、枯死 昭和59年伐採 売渡価格:三百十五万円・・・と、記されている
中嶋神社といい、酒垂神社といい、国指定重要文化財の本殿、美しく、見事な社殿でした・・・
酒垂神社の名の如く、菰樽が沢山、奉納されていました・・・今日も美味しいお酒を一杯・・ね!
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