兵庫県丹波市市島町戸平516 厳島神社です
棟札によれば建設年代が、元禄十年(1697)という神社です
場所特定して、Googleマップ、ストリートビューで、探すも、入口、参道が分かりません
仕方ありません・・・現地で調べることに・・・
県道59号線、約100mも東へいけば、京都府との県境です
県道59号線から谷筋眺めれば・・・
無人か?
静かに?この二軒の間を進むと、参道でした
いや~、これはGoogleマップ、ストリートビューでも分かりません
細い急な下りの参道を降りて、川、渡ります
社頭
立派な覆屋です
まずは、覆屋の彫刻から、拝見します
蟇股は、波に亀?
木鼻
水の神である弁財天を祀る
主祭神:市杵嶋比売命
本殿: 一間社流造 柿葺
建築年代は、元禄十年(1697)の「奉造営弁財天社」の棟札による
大工は黒井町住の「藤井武右衛門宗蔵」
木鼻
右側面
背面
右脇障子
大工道具の木製雛形を額にまとめたもの・・・文化三年(1806)に奉納されている
奉納額
これは?
・・・笛を吹いているようです
賽銭箱
投入口の一部が無い!
賽銭箱荒しの仕業か?
拝殿前から、鳥居、民家方面を・・・
・・・右の建物は、社務所
丹波市歴史的建造物資料によれば・・・
同じく「奉造営弁財天社」と記す享保十四年(1729)の棟札がある
大工は天本長兵衛と記す
この文面から、どちらが本殿の建設年を示すものか定めがたい
本殿様式が元禄に相応し、享保棟札は覆屋の建設年とする・・・と、記されている
Googleストリートビューで、探していると、その中で、下の写真を発見!
先日、遭遇した、Google ストリートビューカーがミラーに写っている
なかなか面白いと、一人、「おおぉ・・・」と叫んでいます
建設年代といい、参拝者も少ないだろう、市島町東端、京都府との境に近い谷筋にある
二十戸に満たない戸平の鎮守社
よき神社でした
追記:記事文言の一部は丹波市歴史的建造物資料より引用いたしました
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