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2022年5月8日

兵庫県丹波市の神社・・・市島町戸平516 厳島神社

兵庫県丹波市市島町戸平516 厳島神社です

棟札によれば建設年代が、元禄十年(1697)という神社です
場所特定して、Googleマップ、ストリートビューで、探すも、入口、参道が分かりません
仕方ありません・・・現地で調べることに・・・

県道59号線、約100mも東へいけば、京都府との県境です

県道59号線から谷筋眺めれば・・・

県道59号線沿いに二軒の民家があります
無人か?
静かに?この二軒の間を進むと、参道でした
いや~、これはGoogleマップ、ストリートビューでも分かりません

      細い急な下りの参道を降りて、川、渡ります

  社頭



       立派な覆屋です

まずは、覆屋の彫刻から、拝見します


蟇股は、波に亀?

 木鼻




水の神である弁財天を祀る
主祭神:市杵嶋比売命

本殿: 一間社流造 柿葺 

建築年代は、元禄十年(1697)の「奉造営弁財天社」の棟札による
大工は黒井町住の「藤井武右衛門宗蔵」

木鼻



右側面

背面

       右脇障子


大工道具の木製雛形を額にまとめたもの・・・文化三年(1806)に奉納されている

奉納額

これは? 
・・・笛を吹いているようです

賽銭箱
投入口の一部が無い!
賽銭箱荒しの仕業か?

拝殿前から、鳥居、民家方面を・・・
・・・右の建物は、社務所


丹波市歴史的建造物資料によれば・・・
同じく「奉造営弁財天社」と記す享保十四年(1729)の棟札がある
大工は天本長兵衛と記す
この文面から、どちらが本殿の建設年を示すものか定めがたい
本殿様式が元禄に相応し、享保棟札は覆屋の建設年とする・・・と、記されている


Googleストリートビューで、探していると、その中で、下の写真を発見!
先日、遭遇した、Google ストリートビューカーがミラーに写っている
なかなか面白いと、一人、「おおぉ・・・」と叫んでいます


建設年代といい、参拝者も少ないだろう、市島町東端、京都府との境に近い谷筋にある
二十戸に満たない戸平の鎮守社

よき神社でした


追記:記事文言の一部は丹波市歴史的建造物資料より引用いたしました







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