ページ

2022年7月1日

岸和田だんじり会館で、だんじりと、その彫刻を拝見いたします

念願が、かなってというか、なんと申しましょうか・・・
やっと、きた・・・って、感じです

岸和田だんじり祭は、数十年前にきましたね
その時の興奮したことを今でも、覚えています
その後は、岸和田市、堺阪南線は、数度通っていましたが、主に国道26号線を走ります故、だんじり会館に立ち寄ることもなく・・・

たんじり=彫刻・・・
そうです、中井権次一統の彫刻に魅せられ、兵庫県の社寺を巡っています
そして、我が地域のだんじりの宮入りも拝見することも数度・・・
そのだんじりと、彫刻を拝見すべく、やってきました


右の道路は、堺阪南線


会館概要
 
江戸時代中期・元禄16年に始まり、およそ300年の伝統を誇る岸和田だんじり祭は、この地で生まれ育った庶民の手によって、 連綿と受け継がれ、育まれてきました。 静と動が織りなすダイナミックなだんじりの曳行は、今や、全国 はおろか世界の祭りとして、その名を轟かすにいたっています。
かって、城下町であった風情を存分に取り入れたこのだんじり 会館は、ただ見るだけでなく、最新の映像と、音響による再現で、祭りそのものが体験でき、また、古来の資料と記録の収集により、 祭りの情報交換と歴史研究の場としても活用が期待されます。 「だんじり祭のその活力と、躍動感あふれる展示物を通じて、国 際化時代を邁進する臨空都市・岸和田市の栄ある未来像をう かがい知ることができるでしょう。

2階受付を済ませ・・・
念の為に写真撮影が可能かどうかを問い、OKということで撮影許可をいただきました

さぁ・・・展示スペースへ!
いきなり、大画面に、だんじり祭の様子が動画が、大音響とともに流れています
じっくり、拝見いたしました
これは、撮影禁止です

      

       紙屋町だんじり

紙屋町だんじり

このだんじりは、紙屋町で実行されていたもので、今から約150年前、天保12年(1841年)に完成したと伝えられています。現存するだんじりの中でも非常に古く、彫り物 に安土桃山時代以前の主題をえらぶなど、江戸期のだんじりらしい装飾的な特徴をあらわし、近代になってつくられただんじりとは明らかに異なったおもむきを感じさせます。幕末・明治・大正・昭和の各時代を通じ、祭りの華形として活躍し続け、その間2度の大修理をへて、平成2年の祭りを最後に、現役を退きました。(岸和田市所蔵)




        五軒屋町だんじり

 五軒屋町だんじり
このだんじりは、主幹屋闘で曳行されていたもので、現存する岸和田型最古のだんじりとして知られています。建造された時代は不明ですが、中国風の彫り物から判 断し、文化・文政年間(1804年~1829年)につくられたと推定することができます。 また、昭和62年まで京都にあり、その後、里帰りをしましたが、なぜ京都まで運ばれたか、その理由は確かめられていません。構造的には木製の車軸や、小屋根が 前後、大屋根が上下にスライドするからくりなどを備えており、近代のだんじりには 無い、江戸期のだんじりの特徴がはっきりと示されています。 (岸和田市所蔵)





最古の岸和田 だんじり
「約三百年の伝統をもつ岸和田のだんじり(地車)の中て現存では最古の地車です。 昭和六十二年に京都北白川の石匠、河波忠雄氏より寄贈されました。
この地車が、なぜ京都まで行ったのかは不明。
岸和田藩主や町会の刻印が押されている等のことから五軒屋町の地車と判明しました。
周囲の彫り物は時代によって、中国風 ー忠臣蔵-大阪夏の陣等と変遷しているが、この彫り物は中国風であることから文化文政期(一八〇四~一八二九 年)の作であると思われる。
特徴としては、今の地車ではみられな くなった木製の車軸や明治以前に城門 をくぐるために工夫された大屋根の上下、小屋根の水平スライドのカラクリ 等を備えている。
岸和田市





このフロアーでは、地車の屋根に上がり、屋根乗り「大工方」を体験ができますね

このフロアーは、彫刻師さん達の歴史、系譜があります

だんじりの随所に施されている彫り物は、その昔、関東彫り、淡路彫りを集約した和泉彫り師の手によって造形美が極められました。特に明治の甚五郎とはやされた泉州忠岡出身の名匠・桜井義國は、「岸和田だんじり中興の祖」と呼ばれ、だんじり彫り物の壮麗さを広く世に知らしめました。 だんじり1台の完成には、通常10人前後の彫り物師が必要であり、その 陰でひたむきに打ち込む、助人彫り物師(仕上師)の腕も見逃せません。





みごとな彫刻群で飾られるだんじり、その彫刻を堪能いたしました
コメントを記することさえ、おこがましいし、もちろん、解説などできません
ただただ、魅いるばかりです
すべての彫刻には、古事、物語があるようです

もっと、前知識、勉強して、再び、訪れたいと思っています
見事の一言に尽きます



2階、出入り口・・・裏、岸和田城側です

今年はだんじり祭りは開催されるのでしょうか?
見てみたいのですが・・・



追記:文中説明文は、案内板より引用しました
そして、彫刻写真には、「ウォータマーク」を入れました









0 件のコメント:

コメントを投稿