兵庫県三田市の神社を巡っています
県指定重要文化財の本殿の三田市大原310、大歳神社です
二度目です・・・
大歳神社 由緒
本殿 県指定重要文化財
永禄三年(1560)再建と伝える。現存する本殿の棟札は貞享四年大原村の氏子らによって浄財寄進、大阪天王寺住の大工鳥居氏の手により建築、これの別当は福島村世応山普門寺と書かれている。
社殿のつくりは一間社春日造檜皮葺のやしろであるが、柱斗供や軒支輪、木鼻などの彫刻に室町末期の優れた技法をみせる。昭和61年屋根の葺替が行われた
拝殿
・・・拝殿正面の間斗供(唐草の装飾模様)は、鎌倉期のものと推定・・・
兎の毛通し
藍本堀一門か?
木鼻
県指定重要文化財、本殿を・・・
祭神 大歳大神 熊野夫須美大神
由緒
往古一夜にして松を生ず。ある夜村民の夢に産宮大歳社なる松の木に移り居るとの神託をえて大歳大神を勧請。その後、大原上野守が代々領内守護の神社として崇敬。文永元年(1264)正月、領主が夢にて熊野権現のお告げをうけ紀州有馬村より熊野夫須美大神を勧請合祀する。その後、南北朝の兵乱で焼失。永享七年(1436)に社殿を再建。次いで応仁の兵火で灰燼に帰すも仮殿にて奉祀、永禄三年(1560)に再建、以後貞享四年(1687)四月再建(上棟棟札あり)、昭和61年(1986)には、本殿の屋根葺き替えが行われた。
背面
営造物
本殿は一間社春日造り、屋根は檜皮葺き、軒は蛇腹支輪、三座繋垂木、斗供間に蟇股を用いる。
正面孔雀に菊、北側に牡丹の浮き彫りを有する。本柱は円柱にて、虹梁は眉袖切錫杖彫を施し、力強く張り切った海老虹梁及びその錫杖彫は鎌倉期の特徴を備えている。
拝殿正面の間斗供(唐草の装飾模様)は、鎌倉期のものと推定。
本殿は兵庫県及び三田市の指定文化財になっている。(三田市市史編纂課の資料による)
右側
木鼻
手水舎
・・・手水鉢には、「元禄?」と、刻まれているようにみえる・・・
刻まれている年号は、嘉永五年(1852)
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