兵庫県明石市人丸町1-26…柿本神社、月照寺の東隣です
社頭の石灯籠には、寛政元年(1789)と刻まれています
平安時代初期、弘仁二年(811年)に空海が現在の明石城本丸付近に当たる場所に楊柳寺と建てた事に始まる。楊柳寺は後に月照寺となる。仁和の頃(885年~889年)、住職の覚証が夢のお告げに従って柿本人麻呂を祀り、人丸社ができる。
神仏習合の思想によるもので、月照寺に隣接している柿本神社と月照寺は一体であったが、明治維新後、明治政府は神社と寺院を分離する神仏分離令を出した。以後、月照寺と柿本神社は別の宗教法人となる
拝殿
御由緒
御祭神:柿本人麻公
飛鳥時代宮廷に仕えた歌人で明石にて詠われた歌も数多くあります。
元和六年(1620)
当時、明石城主であった小笠原忠政公が人麻公を歌聖として大変崇敬され縁深いこの地にお祀り致しました。
主なご神徳は、学問・安産・火災除
更には、非常に愛妻家として知られる公を夫婦和合の神としてもお祀りしています
御命日とされる旧暦3月18日(現在では4月の第二日曜日)
には本御興に地域の子供達の神輿も加わり計五基のお神楽が練り歩きにに賑わいます
末社:五社稲荷社 天神社 荒神社
天離かる 夷の長途通 ゆ恋ひ来れば 明石の門より大和島見ゆ
留火の明石大門に入る日にか 漕ぎ別れなむ家のあたり見ず
………………………
明石の門より大和島見ゆ? どこを指しているのか?
ググってみました…
解説によると、海の航海から戻ってきて故郷である大和の陸地を目にした安堵感と喜びが素直に表現された一首
大和盆地西縁の山脈(生駒、葛城山脈)のことです。
明石の海峡から大和盆地のほうを見ると、妻の居る懐かしい大和の山脈が遠くに見えたわけです
工芸品 石造狛犬 明石市指定文化財
呍形
一、明石市内の石造狛犬の中で一番古いものである
一、向かって右の狛犬は、阿形で、牙があり、高さ109cm、左の狛犬は呍形で角があり、高さ99cm、台座110cm
一、狛犬の材質は砂岩で台座は花崗岩 宝暦四年(1754)の銘がある
阿形
手水鉢
…元禄十三(1700)と刻まれている…
柿本神社前からの眺望…
…銀色のドームは、明石市立天文科学館のプラネタリウムのドーム…
明石海峡大橋
現在の明石市立天文科学館を中心とした、この人丸山の月照寺、柿本神社の由緒から明石城などの、歴史の流れがよ~く、分かりました
明石市立天文科学館が建設される前は月照寺、柿本神社の前からの遮るものはなく、明石海峡の眺望は最高だったでしょうね!
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