兵庫県朝来市和田山町林垣1285、「式内 十六柱神社」を訪ねます
ある先人のブログで彫刻がすばらしいと記されていた神社です
記事のとうりで、見事な彫刻で、何枚写真を撮影したことか・・・
実は、訪問は2回で、1回目は雨が降り出し、再訪の今回も天候おもわしくなく・・・
でも、彫刻の素晴らしさに、時折ぱらつく雨粒に濡れるカメラを拭き拭き、撮影しました
そんな訳で、今回は写真が多いです・・・
奥に鳥居を望めます・・・参道ですね
拝殿と本殿・・・
拝殿・・
拝殿をぐるっと回り込み・・・本殿を見上げると、これは、凄いね!と・・・
本殿は「王子造」なる立派な社殿であると・・・
「王子造」・・・初めて知りました
ググってみました・・・
・・・王子造りは神社建築の一つとして、切妻妻入りの身舎に向拝が接続する形態として記述されている
王子造りの核心は障泥破風の部材を採用することの意味が、「外」の空間を構築しようとする建築表現とする・・・と
結果、身舎と向拝という構成とそれに起因して現れる障泥破風に注目することと研究論文に記されていました
そして、今日いう「春日造」の正面に唐破風を付けて「王子作」としているものもある
唐破風を除けば「王子作」のほうが、今日の「春日造」に近い・・・とも!
いや~、むずかしいです!
神額
板戸の彫刻
兎の毛通し
ふところの彫物は「龍?」 梁上の龍と互いに睨めっこしているね
木鼻
木鼻
持送り
手挟み
左、脇障子
右、脇障子
左脇障子背面に・・・
「豊岡町 当社一切彫物師 杉田熊吉 仏壇屋 行年二十一才」と刻まれている
杉田熊吉・・・初めて知る名前
・・・勿論ググってみましたが、情報は皆無
しかし、豊岡の仏壇屋十松屋さんの親戚筋で、東京芸大の教授らしいとの書込もありました
これから「杉田熊吉」の作も探してみよう・・と!
左手、縁葛、蟇股
右側、縁葛、蟇股
本殿前、狛犬
明治十二年(1879)と刻まれている
境内社
天保四年(1833)と刻まれている
手水鉢・・・天保二年(1831)
林垣区公民館・・・立派ですね
彫刻の見事さに、二回も訪問してしました
「彫物師 杉田熊吉」 この名を知ることになり、恐らく、養父市、朝来市、豊岡、但馬方面にその作品はあるかもしれませんね・・・
またまた、兵庫県の北部に走る日々が増えることでしょう・・・
遠い昔に訪れていましたが、HDDの故障でこの辺りのデーターが皆無に、それからは再訪もなく今日にいたります。良い彫り物ですね。客観的に見直すと良いと思い直しました。
返信削除後どこかで見たことあったね。ありがとうございます。
今PCデーター見るとHDDの壊れた中に脇障子裏に二十一才とありますよね。
中井権次と何らかの繋がりを感じますね。出石の諸杉神社も手伝っている?かなぁ、
ってふとおもいました。
コメント、ありがとうございます。社殿全体を取り巻く彫刻群、見事です。銘の杉田熊吉作を探しましたが、見つかりませんね。
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