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2022年3月28日

Pentax K200D うらメニューで、AF微調整をいたします

Pentax K200Dで、一番気になるところは、AFで、1点で狙ったところがピント、合焦するかどうかです
所謂、前ピンか、後ピンか、はたまた、正常かです
中古ですから、前の持ち主さんが、調整されたか、そのままか?

このところは、過去のPentax時代で、大変苦労したところでもあります

このPentax K200Dには、通常のメニューからはAF微調整機能はありません

では、前ピン・後ピンかを確認しましょう
テスト撮影すると、後ピンぽいです

そんな時に役に立つのが、「studio9 簡易ピント補正チャート」です
このチャートを使い、前ピンか?後ピンか?を判定いたします
この「studio9 簡易ピント補正チャート」を作成してくれたのは、亡き友人です



上:三脚にカメラセットして、赤枠にマニュアルフォーカスで、ピント合わせ、セルフタイマーセットして、シャッターをきります
手持ちでも構いませんが、こんな時はセルフタイマーを使用したほうがいいので・・2秒で


結果、右横のスケールの線、数字見れば、+側がハッキリしています
これ、後ピンです
まぁ、これぐらいであれば、問題ないと思いますが、なにせ、Pentaxですから・・・
調整すれば、見違えるほどシャープに写ります

Pentax K200Dの設定メニューには、AF微調整の項目はありません


少し、時間を巻き戻して・・・
Pentax K10DかK200Dのどちらを購入するか迷っているとき、色々ググってました・・・

先人達の驚き記事を発見!
なんと、DebugModeへ入る、うらメニューがあるらしいのです
ここから、AF微調整ができることを教えていただきました

わぁ・・・すごいぞ!


下、海外サイト、ブラウザ自動翻訳させたものです



本体が届きましたので、早速、うらメニューへ入りたいと思います

テキストエディターで、[OPEN_DEBUG_MENU]の名のテキストファイルを作成します
[OPEN_DEBUG_MENU]の最後は改行は必ず入れておく
そして、このファイル名をは MODSET.445 としてSDカード、ルートへ保存します
これが、K200D用なのです
仕様では、旧ファームウェアでしたが、この作業を実行するまえに、1.01にアップデートしてしまいました
まぁ、ダウングレードもできそうですが、ここはそのまま実行します


保存したSDカードを差し込み、カードスロットの蓋を開けたまま、SW・ONします
・・・先人の方で、蓋の開閉は関係ないと記されていましたが、当機は、開けないとダメでした


お! 出ました・・・「うらメニュー1」
・・・すごいなぁ・・・

*DEBUG MODE <DIS>となっているところで、ボディ右の十字キ-を押して<EN>に変えます


*DEBUG MODE <EN>

さぁ、ここからです
先人の記事では、ボディ左の「MENU」ボタンを押せば、AFテスト画面がでるとありますが、当機は出ません

ここも結構悩みましたね

色々試しました
・*DEBUG MODE<EN>で、SW/OFF
・カードスロット蓋を閉じて、SW/ON
・起動したら、*DEBUG MODE<EN>が表示されています
・ここで、MENUボタンを2度押すと、下の画像、撮影メニューが表示されます
・矢印で、スパナマークに入ります


・その一番最後に「テストモード」が現れます

おお! 出来ましたね!



Focus Corrを左右の矢印を動かしてその位置調整するわけです
左へは、前ピンの場合
右へは、後ピンの場合

当機は、後ピンなので、+10um単位で動かしていくのですが、少し大きく変えてみます

下は、+270[um]となっていますが、十数回動かしては、写真撮影して、後ピン補正した結果の数値ですが、今度は徐々に前ピンになってきました


で、最終的にこの辺だろうと判断した数値が、+160umとなりました

umはマイクロメートル(ミクロン)、ミリメートルの1000分の1です
160/1000=0.16ミリメートルです
0.16ミリメートル分、CCDセンサーを動かすのかなぁ?

すごいことですが、じつに楽しいですね

再度、「studio9 簡易ピント補正チャート」で確認します
やや、前ピンかなぁと思えるのですが、まずまずです

そして、もう一枚のテストチャート
これも、併用して、ピント調整をしていました
これも、やや前ピン状態なので、調整します

結果、-10[um]補正して、150[um]と、いたしました

新聞記事、赤枠「ウ」に、AF1点で合わせてみました
・・・まずまずです・・・

ここまで至るのには、本来+10[um]刻みのステップの調整すればいいのですが、大雑把で、変更補正して様子をみて行いましたが、それでも、30数枚の試し撮りをいたしました

まぁ、ほぼ満足です
この方法を知った以上、簡単にAF微調整ができるので助かりますね

過去、持っていた、Pentax K-3の時など、なんどサービスセンターへ足を運んだことやら!
そして、そのPentax K-3も、うらメニューがあるらしいのです
これがわかっていたらと思うと・・・


そして、PENTAX Service Manualまで発見しました



これはさすがに、必要とはしませんが、調べれば調べるほど面白いですね

と、いくことで、Pentax K200DのAF調整は終わりました
いや~ こういうのって、大好きなのです

さぁ、Pentax K200D持って、朝のウォーキングいきますか!
しかし、重いけどね!


追記:「PK_Tether」というソフトがあり、USBでPCと接続して、ソフト上からDebugModeへ入れるというものですが、現在、配布先が見つかりません

うらメニューは5ページありますが、まず関係ないし、触りません


最後に・・・
今時、Pentax K200Dの調整などはされないと思いますが、念のため・・・


この記事で試したことは、あくまでも私が行ったことです
Pentaxメーカからの公開ではありません
万一、同方法を行う場合は、自己責任において実行下さい
当方は、一切責任は負えません







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