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2020年6月12日

中井権次一統の足跡 了圓寺、京都府綾部市西町2丁目50

中井権次一統の足跡を巡っています
今回は、顕本法華宗 了圓寺、 京都府綾部市西町2丁目50を訪ねます

了圓寺は承応二(1653)、大島村の法華寺が廃寺になっていたのを綾部に移したものである
その後、文化二年(1805)の綾部の大火で焼失、現在の建物は文化十年頃再建とある・・・綾部市誌

中井権次の彫刻下絵展の資料には、正忠覚帳に、「文化十四年正月晦日より三月一日迠」とある
再建の時に、作成されたと判明しております



了圓寺

      よく手入れされています 

やはり、お寺の向拝は、暗いです

下絵から、五代目中井丈五郎正忠と判明


「龍」の高さが「壱尺三寸五分」(約45cm) 、長さ(幅)が「九尺七寸」(約3.2m)
文化十四(1817)1月から1ヶ月かけて完成したと・・・
浄光寺の下絵には、文化十四年(1817)九月 十五年(1819)納とあることから、了圓寺の同時期、半年後に仕事にかかったと、解釈できますね


木鼻 唐獅子と獏


持送り
・・・松の中の阿吽の鷹・・・この持送りの下絵もあるようです


      嘉永庚戌 嘉永三( 1850)と刻まれている


お言葉噛みしめて、生きていきましょう

私にとって、またまた、新しい中井権次一統の足跡でした
今年、四寺社の発見?となりました

下絵研究が続き、公表してくれないかなぁ?
楽しみにしております・・・





1 件のコメント:

  1. 本堂前の、提灯釣り金具撤去後行ってないです!
    綺麗に龍の彫刻が撮影出来る見たいですね!
    また、再訪してみたいです。

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