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2019年2月23日

名次神社・・・兵庫県西宮市名次町13

兵庫県西宮市名次町、名次神社・・・
廣田神社の摂社で、延喜式神名帳に、『摂津国武庫郡 名次神社 鍬靫』とある式内社

ニテコ池の東側からみる、名次神社とその森・・(中央)

   社頭


拝殿

本殿

・・・御由緒・・・
廣田神社 摂社 名次神社

御祭神:名次大神

古来より衣食住に殊の他関係深い水分神を奉祭すると特に雨乞いに霊験あらたかなる社であります。御創立の年代はつまびらかではありませんが、第五十六代清和天皇貞観元年正月正五位下の神階を授けられ、同年九月八日風雨御祈りのため、勅使を参向せられ、幣帛を奉られています。
第六十代醍醐天皇の延喜の制大社に列せられ、月次、新嘗及び祈雨の幣帛を奉られています。旧本殿は石造りで中御門天皇正徳五年正月再建、又石鳥居は元禄五年の建立であります。名次山はわが国最古の歌集万葉集巻三に「吾妹子に猪名野は見せつ名次山角の松原いつか示さむ」高市連黒人によって詠まれ、すでに1200年の昔より、名勝地として名高く現名次町は古昔の名次山であり明治末期まで当神社の境内地でありました。かって当神社は名次山中央の景勝地に鎮座されていましたが、明治41年5月その北端の現位置に移転されました。・・・案内板より引用


 本殿 

    旧本殿・・・正徳五年(1715)正月再建


手水舎

名勝 名次山

東側(ニテコ池側)

ニテコ池
・・・三っで構成されている貯水池の真ん中・・・

・・・ニテコ池・・・
室町時代に西宮神社の塀を造営する際に、ここの土を大量に掘って使用した。その塀は日本三大練塀のひとつに数えられ国指定重要文化財に指定されている「大練塀」とよばれる全長247mの堅牢なもの。その一方で土を採掘した跡の窪地にやがて雨水が溜まり池となった。それがニテコ池と・・・ここから西宮まで「練ってこい」と声をかけながら運んだそうで、「ネッテコイ」~「ニテコ」に転訛して池の名になったといわれている・・・

・・・三っで構成されている貯水池の北側・・・

名次神社の左手、このあたりは、かの有名なM電気の私邸やら、そりゃ、凄いお屋敷が並ぶ住宅地でもあります

少し北へ上がると、兵庫県指定天然記念物「満池谷層の植物遺体包含層」があり、その地層は60万年前~20万年前のものです

いろんな意味で、興味深い土地でもあります







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