神子畑選鉱場跡・・・お気に入りの場所です
とくに、シックナーの造形が、なぜか気に入っています(写真は下部に)
ゆっくり、散策しましょう
祝 日本遺産認定 銀の馬車道×鉱石の道
東洋一の選鉱場 神子畑選鉱場
神子畑鉱山は平安時代の開山したと言い伝えられ、15世紀から採鉱が盛んになったとされています。最も繁栄したのは、明治10年代から30年のこと。生野鉱山の支山「加盛山」として銀の採鉱が始まりました。しかし明治40年以降は鉱脈が減少し、新鉱脈を探すことになり、明治42年に明延鉱山で錫鉱脈が発見されたことで、採鉱は明延鉱山に移りました。神子畑鉱山は明延鉱山の鉱石を選鉱する「神子畑選鉱場」に生まれ変わったのです
インクライン・・・
傾斜面にレールを敷いて動力で台車を動かして貨物を運ぶ装置
神子畑選鉱場は各フロアの物と人の移動を担っていました。
一番上が操作室で、線路真ん中で複線になって対向できるようになっています
方向転換用ですね
神子畑選鉱場エリアマップ
円錐型のシックナー
微細な個体が混じった液体から、水分を除いて濃縮(脱水)、固体物を取り出す非ろ過分離装置
シックナーと呼ばれる円形の水槽で、鉱石と、水分・薬品を分離して清鉱を回収する
2016年1月に見たときは・・・
うん? 「これは、StarWarsに登場する離着陸のタワー?」・・・と、思いましたね
以前と比べ、随分、きれいに整備されていますね
一円電車(明延電車)
鉱石を運搬する合間に、一円という日本一安い運賃で鉱夫の家族やそれぞれの町に暮らす人の足として使用され「一円電車」という愛称で呼ばれるようになりました・・・
昭和62年、明延鉱山閉山に伴い廃線となりました・・・
元々この場所で製造されたのです
機動車 運転席
客車
県指定文化財 旧神子畑鉱山事務舎
明治21年に生野鉱山から移築された 通称、「ムーセ旧居」
ムーセ旧居前にある、「サルスベリ(百日紅)」、県指定郷土記念物 樹齢200年
神子畑公民館
公民館前から全景?を・・・
山の斜面に幅110m、長さ165m・・・東洋一の選鉱場と呼ばれた
高低差75m 22階建てビルと同じぐらい・・・
廃校となった神子畑小学校の体育館・・・珍しい貴重なプレコン工法
・・・最盛期には230人を超える小学生が在籍していたらしい・・・
運動場のそばの「大イチョウの木」
乳根
前回訪れた時期は、冬・・・
周りの木々は冬の装いで、今回は梅雨前・・・
木々の緑に囲まれた神子畑選鉱場跡もまた違った顔を見せてくれました
お気に入りの場所、そして、シックナーの造形が、たまりませんね・・・
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