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2020年2月16日

鐘ヶ坂明治トンネル、丹波篠山市側・・・兵庫県丹波篠山市追入

一つの峰に、明治、昭和、平成と三つのトンネルが有る、非常に珍しい峠・・・鐘ヶ坂峠
兵庫県丹波篠山市側の昭和の鐘ヶ坂トンネルを、訪ねています

「α君」のカーナビの表示位置が、「P」の場所です


レンガ積み我が国最古のトンネル、鐘ヶ坂明治トンネルへ・・・

このトンネルは、明治十三年から約三年間かけて造られた、日本最古のレンガ造りトンネルです(トンネルとしては五番目)
概要は長さ268.5m、幅3.3m、高さ5.5m
掘りながらレンガを張る新しい工法で、使用したレンガは三十八万二五〇〇枚、柏原上小倉に三基の焼窯を造り、鹿児島から呼び寄せた職人たちがレンガを焼き、牛車や馬車や天秤棒で運び上げる過酷な仕事でした
総労働者は六万三千人、総費用は四万円(国一万円・地元三万円)
発揮人は多紀郡長、園田多祐、氷上郡長、田艇吉
地元住民、篤志家たちの大きな支えで完成されたトンネルです
トンネルの扁額には多紀郡側・有栖川宮熾仁親王の『事成自同』、氷上郡側・臣三条実美『鑿山化居』が架かり開通式には西郷従道が篠山から馬車で駆けつけました
尚、この鐘ヶ坂峠は一つの峰に、明治、昭和、平成と三つのトンネルが有る、非常に珍しい峠です


丹波篠山市側の昭和の鐘ヶ坂トンネルの右手に、金網戸があります
ここを開けて入るのです

獣害防止網が張り巡らされています
きっちり閉めて入りましょう・・・鍵がないので、安心して入れます


      落葉の絨毯です

明治トンネルまで、どれぐらいの距離なのか、標識もありません


       歩くこと、5分強?・・・上写真、左カーブの先に見えてきました
       以外に勾配も緩やかな地にあります
       丹波市側が、山麓中腹でしたから・・・

       鐘ヶ坂明治トンネル

有栖川宮熾仁親王の揮毫による『事成自同』

       水がしたたり落ちています
       ・・・やや、身震いがしています・・・
       なんでしょうか?
       こんな時は、必ず手を合わせてます・・・


柵の間より、武器のSONY-RX100のレンズを差し込み・・・パチリです
ちと、怖いなぁ! 
早々に退散しましょう・・・

天井

右側、壁

寄付者碑

その当時の標識でしょうか?・・・おそらく、カーブ注意でしょうね

    前夜は雨・・・その滴が朝陽を浴びて、キラキラとキレイです

入口の金網戸前から・・・
中央の道が、国道176号線、右へは、昭和のトンネルへの道

丹波篠山市側は、訪れる人も少ないのか、丹波側ほど整備はなされていないように思えます
そして、記念碑などは、丹波市側に配置されています
ここ明治の鐘ヶ坂遂道は、心霊スポットとの記事もあります
そういうとき、場所は、必ず、私は手を合わせます

そんなこんだで、丹波市側、丹波篠山市側と両方を、歩き、訪れました
なかなか、楽しくて、はたまた、ドキドキしながらの探訪でした






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