国史跡 恭仁宮跡のことは、くにのみや学習館で勉強しよう

天気に恵まれ、二度目の恭仁宮大極殿と山城国分寺跡を散策いたしました

そして、周辺案内で、くにのみや学習館があることを知りました
これは、恭仁宮跡のことをより知るため行ってみましょうと･･
数分の距離です

開館しています

入館すると係員さんが出てきて映像を最初から再生してくれました
タイトルは「恭仁宮･･よみがえる古代の都」

遷都ですね

勉強になりました

出土品の展示室を拝見します

  恭仁宮周辺の出土瓦（梅谷瓦窯産）

恭仁宮の範囲は平城京と同じではなく、約1/2の大きさであることが確認されました

しかし、宮の外側、北東から奈良時代の軒瓦が出土しています

軒瓦は「興福寺」の瓦を焼いた梅谷瓦窯産であることが確認されました

なぜ、宮の外に興福寺関係の建物があったのか謎ですが、今後の発掘調査であらたな発見があるかもしれません・・と、あります

2024年9月25日　京都新聞　地域プラス「きょうの古墳　考古墳　木津川市」

帰宅後、拡大して、じっくり読ませていただきました

備忘録として、一部記事抜粋して記します

「都城の時代へ　古墳多数破壊」
「恭仁宮内最大、祭祀の壺出土　畏怖や畏敬の念」

奈良時代の出来事を記した「続日本記」という歴史書には、8世紀に平城京を建設するにあたり、古墳を壊した際の対応方法について、天皇から命令が出されたことが記されています。

「もし墳墓を発掘したならば、露出したまま放置することなく、埋め納めて酒を注ぎ祭ることで幽魂を慰めよ」

このような命令が、天皇によって出されたことが記されています。

丁重な対応から、古代の人々が古墳を前代の墓として認識し、畏怖の念を抱いていたことが分かります

現在の京都府内で初めて計画さ れた都は、奈良時代の「恭仁京」 です。今の木津川市につくられま した。 740~743年、聖武天 皇によって日本の首都と定めら れ、墾田永年私財法などの後世に 大きな影響を与えた政策が打ち出されました。

全容は不明な部分が多いのですが、中心となる天皇の居所「恭仁宮」では、これまでに50年以上に及ぶ発掘調査を京都府木津川市の両教育委員会が行ってきまし た。その成果の一つとして、多く の古墳を破壊した上に建設されたことが明らかになってきていま す。

恭仁宮域では、埴輪の出土地点の数などから、最低でも10基以上の古墳が宮の造営により壊されたと推定されています。1974年の発掘調査では、6世紀頃の「考古墳」が見つかりました。直径約17ｍの円墳は、宮内で確認された 最大規模の古墳です

いやいや、知らないことばかりで驚きです

「続日本記」という歴史書とは・・

『日本書紀』に次いで編修された勅撰国史。桓武天皇の延暦十三年（794）から十六年（797）にかけて、3回に分け、全40巻が完成しました。撰者は藤原継縄（ふじわらのつぐただ）・菅野真道（すがののまみち）ほか。『日本書紀』のあとを受けて、文武天皇即位の年（697）から桓武天皇の延暦十年（791）12月まで、9代95年間の国の歴史が漢文で記されています。編年体の簡潔な記述のほか、恵美押勝（えみのおしかつ 藤原仲麻呂とも。764年に反乱を起こして処刑）や道鏡、鑑真などの伝記も記載されています。･･国立公文書館より

廊下の奥に置いてあった、七重塔の模型
おそらく恭仁宮に建っていただろう七重塔の模型でしょうね

懐かしい、小学校の机

この前に座り映像を観れば、小学生のように勉強する姿になるのでは？とね
おっさんは無理かなぁ？

歳を重ねて思うに、若い頃から勉強しておけば良かったと思うのですが、後の祭りですね

番外：今回友人の愛車スズキのランディの助手席に座り木津川古寺を巡りました

失礼ですが、大変珍しい、あまり見かけないスズキのランディです
第4世代？のランディ
TOYOTAのOEM ベース車は ノア

友人はスズキのランディは3台目？らしいです
車内はなかなかの装備で、KENWOODの9インチカーナビ、音響にはこだわったようです
α君のカーナビと比べて格段の進化をしているようです

スズキのランディ・・一度運転してみたいですね

今回は本当にありがとうございました