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2025年5月5日

京都 木津川古寺巡礼 海住山寺です

京都 木津川古寺の三弾目は「海住山寺」です
場所は 京都府木津川市加茂町例幣海住山境外20

2013年11月 国宝五重塔を拝見すべく、車幅一杯一杯の道を走り、工事中にも遭遇して山道を歩き、たどり着いた思い出があります
https://a-shi-a-to.blogspot.com/2013/11/blog-post_28.html

新しく道ができていることも知らず、案内板の示すとうり、極狭の道を登っていきますが、今回は友人の車、私、助手席に座って楽させていただいております
そこからワイワイと茶々いれています


山門です
助手席から身を乗り出してSONY RX100でパチリです

到着です
境内入口に建つ寺号石柱と右、本坊の石垣漆喰塀

2013年時は入山料は100円でした
2025年時点で200円・・!
本堂の拝観料金は入山料込みで500円です

本堂は東向き
本堂(京都府暫定登録有形文化財) 1884年(明治17年)再建と、説明を受けました
『みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ』の百人一首の歌で知られる瓶 原(みかのはら)を一望におさめる地に、海住山寺が創建されたのは、恭仁京造宮にさきだつ六年前、天平七年(735)のことと伝えられております。大盧舎那仏造立を発願あそばされた聖武天皇が、その工 事の平安を祈るため、良弁僧正にして一宇を建てさせ、十一面観音菩薩を奉安して、藤尾山観音寺と名 づけたのに始まるとのことです。しかし、この寺は、保延三年(1137)に灰燼の厄に遭い、寺観のことごとくを失ったのであります。
その後、七十余年を経た承元二年(1208) 12月、笠置寺におられた解脱上人貞慶が思うところ あってこの観音寺の廃墟に移り住み、海住山寺と名づけ、旧寺を中興されて、ここに現在の寺基が定められたのでありました‥配布パンフより引用


なんか、久しぶりの龍のパチリですね‥
背面みれど、刻名はありませんでした

木鼻

木鼻

国宝 五重塔 鎌倉時代
 
 見事な姿です 当たり前ですが12年前と変わりませんね、当時を思い出しています

鎌倉時代の建保二年(1214年)建立
裳階付、高さ(基壇上面 - 相輪上端)17.7メートル、初重一辺2.74メートル。貞慶の在世中に建立が開始されたとみられ、貞慶の一周忌の建保二年(1214年)に完成した。「歴史」の節で述べたとおり、貞慶の弟子で海住山寺を継いだ慈心上人覚真(藤原長房)が仏舎利七粒を塔に安置したとの記録があり、これが塔の完成を意味するものと解釈されている。屋外にある木造五重塔で国宝・重要文化財に指定されているものとしては、室生寺五重塔に次いで日本で二番目に小さい。この塔の特徴は初層の屋根の下に裳階と呼ぶ庇を設ける点である。裳階をもつ五重塔としては法隆寺五重塔の例があるが、現存する平安 - 鎌倉時代の五重塔では海住山寺塔のみである。この裳階は1962年(昭和38年)に解体修理が行われた際に、かつて裳階があったことが分かったので、復元されたものである。裳階には壁を造らず開放とする。塔身の初重内部には四天柱(仏壇周囲の4本の柱)はあるが、心柱はなく、心柱は初層天井の上から立っている。初重内部の四天柱の間には東西南北の4面とも両開扉を設け、厨子状の構えとするが、仏塔の内部をこのような構成にするのは珍しい。各扉の内側には天部、僧形などの仏画を彩色で描き、長押や方立にも彩色文様を施すが、いずれも剥落が著しい。日本の仏塔では、軒の出を支える組物は、肘木を3段に持ち出す三手先とするのが通例だが、本塔では各重とも二手先組物とするのも異例である・・Wikipediaより


初層
この塔の特徴は初層の屋根の下に裳階と呼ぶ庇を設ける点である
裳階をもつ五重塔としては法隆寺五重塔の例があるが、現存する平安~- 鎌倉時代の五重塔では海住山寺塔のみである

       西側からの姿

東側から・・
花の絨毯との素敵な一枚が撮れました


縦構図で一枚


本堂
桁裄五間、梁間四間、入母屋造、本瓦葺、一間向拝付


重要文化財 本尊
秘仏:木造十一面観音立像 - 本堂安置、天平時代、像高189センチメートル、一木造

       良弁杉

重要文化財 文殊堂 鎌倉時代

解脱房貞慶十三回忌に向けて建てられた経蔵にあたると考えられている。
ふつう経蔵には文殊菩薩を本尊として祀ることが多いので、この経蔵ものちに経典収蔵の機能を失った後も本尊はそのままにして、文殊堂とよばれるようになったものと思われる
本堂の北側に配置される三間二間で寄棟造りの小堂
現在の屋根は銅板葺であるが、当初は檜皮葺であったと考えられている

桁裄三間、梁間二間、寄棟造、銅板葺。応長二年(1312年)建立


受付の方が上の見晴台へと、薦められました
今日は晴天、きっと眺めはすばらしいでしょう‥


おお、絶景です MAPでは遙拝所

南、木津川市加茂町辺りの景観 恭仁宮跡が見えると思うが‥

降ります‥結構急な坂道です

本堂、向拝、五重塔の構図

座するのは賓頭盧さん?  受付に聞くのを忘れました

シャクナゲ

12年ぶりの国宝、五重塔
本当に来てよかったです
桜の花びらの絨毯との一枚も記念になりました
国宝、五重塔が開扉の特別公開には訪れてみたいと思います



追記:記事中文言は配布パンフ、御仏の宝庫パンフ、Wikipediaより引用いたしました











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