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2022年8月7日

小野天満宮舞台(割拝殿)・・・兵庫県丹波市氷上町小野564 

県道512号を通る都度、なぜか、立ち寄っています
2021年の夏は、スズメバチの攻撃で、そうそうに退散しました
2022年は、早めに参拝して、じっくり撮影をいたしました
そういっても、構図はほぼ一緒ですが・・・

今回は、割拝殿と、中井権次一統の足跡を分けて作成しています

社頭

氷上町指定文化財(市指定文化財となっている)
この建物は、神社の割拝殿の変形された舞台で、最初は貞享3年(1686)に建てられ、猿楽を行ったが、江戸時代末期から農村歌舞伎の流行により、もっぱら浄瑠璃芝居(三味線にあわせて歌う語りもの)を演ずるために用いられ、今日のものは明治30年の再建のものである。
中央の通路は上演の際は板を渡し、一部は追り台を仕掛けて天井からロクロで追り上げる仕組みとなっている。
また、北側に楽屋および浄瑠璃柵が設けられている。
当時の盛況をうかがえる貴重な建築物である。
平成4年3月
氷上町教育委員会

桁行10.8m 梁間5m 入母屋造 茅葺(鉄板覆) 明治三十三年(1899 棟札)

正面三間(10.7m)側面二間(5.15m)の矩形の建物であるが、本殿側は中の柱を抜いて大梁をかけ、中央の2.37mは通路で、他の部分は床を張っている


上、見上げれば、滑車が見える・・
馬道に奈落を設け、小屋裏に奈落から巻き上げる滑車である

北側には葺きおろし部分があり、その前面は造出をし高床の浄瑠璃棚とし、その後方は化粧部屋(楽屋)となっている。
芝居の際に太夫・三味線が座る浄瑠璃棚
拝殿から眺める
もとこの神社では猿楽が奉納され、和田の八ツ子太夫が勤仕していたが、江戸末期から歌舞伎芝居の流行により、村の若者が演じるようになって、芝居小屋式となったらしく、明治の頃まで盛んであったという。建物は明治30年の建築あるが、歌舞伎専用として建てられ、そのための設備が備わっている点は類が少なく貴重である・・・丹波市HPより引用


絵馬殿
・芝居の演目や出演者、芝居の一場面を描いた絵馬が多く奉納されている



中井権次一統の作品は・・・
https://nakaigonji.blogspot.com/2022/08/564.html




市指定文化財 天満宮のモミ
指定年月日 昭和 48年9月14日
所有者 小野自治会

小野天満神社境内北側の石垣にまたがって生え、目通り幹囲約5.30m、高さ 約15.0m(元は約27.5m)で、幹の下部が一部分枯れているが、石を積んで保護 されている。推定樹齢は約450年で数少ないモミの大木である。幹の上部は切 られており、地上3~4mの付近にはコブが生じている。下枝は地上10mのとこ ろに生じ、啄木鳥がつけた穴や梟が幹の中に巣をつくっているのがみられる。


追記:案内板、丹波市歴史的建造物資料より一部引用しています









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