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2015年8月2日

石龕寺・・中井権次一統の足跡を巡って・・兵庫県丹波市山南町

石龕寺は、兵庫県丹波市山南町にある高野山真言宗の寺院・・・
山号は岩屋山、本尊は聖観音菩薩。岩屋寺とも称される。
もみじの寺、足利氏の寺、仁王像の寺として知られる。
竹林山常勝寺(天台宗)、萬松山慧日寺(臨済宗)とともに山南三山の一つである

足利氏ゆかりの岩屋山、白龕寺、高野山真言宗・・・
白龕寺は、用命天皇の丁羊の年(587年)、聖徳太子の開基と伝えられ、太子が深く帰依された毘沙門天王を本尊として古くから栄えた寺であります 鎌倉時代から室町時代にかけて隆盛をきわめ、山門の仁王像(金剛力士像)は、仁治三年(1242年)、大仏師定慶の作で、日本屈指の名作として現在国の重要文化財に指定されています 南北朝時代、足利尊氏が弟直義の争い(観応の擾乱)に敗れ一時京都から播磨に逃れるとき、嫡子義詮(第二代将軍)に仁木頼章、義長兄弟を添え、二千騎を当山に留めました (その時、院主雲暁僧都は勝軍毘沙門の法を修して祈祷、足利氏は深く帰依しました・・この事は「太平記」二十九巻に記されています)・・・中省略・・・その後、中世末期には織田信長の丹波攻略を受け、天正七年(1579年)一山ことごとく焼失、仁王門を残すのみとなりました 江戸時代以降、徐々に復興、奥の院、毘沙門堂、持仏堂の整備を見るに至っています・・・案内板より引用

奥の院・・・
奥の院は聖徳太子の開基と伝われる白龕寺の発祥の地で、自然の「石窟」があり、毘沙門天をお祀りしています・・・

ここ、仁王門から約900m・・足元悪いので・・と、あります

仁王像(金剛力士像)・・・
仁治三年(1242年)、大仏師定慶の作で、日本屈指の名作として現在国の重要文化財に指定されています
鉄製の防火扉が着いていますね!・・夜間など、閉じて施錠するのでしょうね!

仁王門をくぐり、進む参道が、紅葉時には、すてきなのです・・・緑のもみじも、また素敵です
石仏 十二体、一石五輪塔 一基・・・山南町指定文化財
左上が庫裡・・紅葉時の観光客が多い時は、庫裡の庭にある、水琴窟が拝見できますが、今日は??・・そして、スピーカからその音が流れているのですが、それも無し・・・
そりゃそうでしょうね・・・私一人の参拝者のみ・・・ですからね。所謂、シーズンオフ!!
本堂が見えてきました
本堂の前には・・・郷土記念物・・・コウヨウザン
コウヨウザン?・・しりません!
ググってみると・・コウヨウザン(広葉杉)は、中国南部原産のヒノキ科(またはスギ科)コウヨウザン属の常緑針葉樹。
日本には江戸時代後期に渡来。本来、漢字の「杉」は広葉杉(コウヨウザン)のことを指したといわれる・・・Wikipediaより引用

コウヨウザンとしては県内最大の巨木であると・・
          コウヨウザンとしては県内最大の巨木であると・・
          

本堂です・・・
向排の彫り物・・素晴らしい!
兎の毛通し・・


本堂、右手に、水かけ不動尊が・・本堂の日陰になり、苔むした緑色の絵ができました

佛足石・・・
お釈迦さん(釈尊)が入滅された後、弟子達が 釈尊の徳を慕い、教えを敬うあまり、説法された霊地を訪ねその足跡を拝んだのが佛足石のはじまりです・・・
佛足石・・・
後にユンボが見える・・・おや、薬師堂があったはずだが、平地に?・・・建て替えか?

焼尾神社・・・

このお社は今から750年前、仁治二年(1241年)の創建と伝えられています(仁治三年に仁王像建立) 郡内最古の寺、石龕寺の鎮守として弁財天が祀られていましたが、明治維新の神仏分離により、市杵島比売命を祀ることになり、ご神体の弁財天懸仏は白龕寺に保管されています しかしながら、住民は焼尾さんは弁財天でもあるとして弁財天の幟も立てています 美女神であることと幸運や財宝、福徳の神としてとくに作家音楽家、歌手、俳優の間で人気があります
・・・案内板より引用


立派な社殿です
彫り物も見事!
左右面・・・脇障子、木鼻・・お見事です!
四重に積み重なる石垣・・・城郭みたいですね・・・一番上に本堂が見えます

大槽谷の水・・
この谷に昔、 大槽という清水をたたえた岩盤の凹みがあった(聖徳太子が毘沙門天尊像をここで洗われたので、水はいつも黄金色に輝いていたという) この水でみそやしょうゆを仕込むと腐ることがないといわれている・・・案内板より引用
降りてみましたが、う~ん? わかりませんm(_ _)m
帰途・・・

町石・・・
町石とは、町石卒塔婆ともいい、寺社への道標として一丁(約110m)毎に立てられたものでした
白龕寺の町石はすべて五輪卒塔婆で参道に立てられました・・・一部省略・・・
仲春時正造立之 八丁 応永六年(1399年)に造立されたものです・・・案内板より引用

秋、紅葉の時期には、仁王門より手前に有料「P」が設けられ、そして、拝観料が必要になります!
丹波の寺院は、紅葉が素晴らしいのですが、ほとんどが、紅葉時には拝観が有料になります・・・

丹波の寺社を巡るには、夏、冬が最適?です・・・m(_ _)m

と、いうことで、山南三山である・・岩屋山白龕寺(真言宗)、竹林山常勝寺(天台宗)、萬松山慧日寺(臨済宗)をなんと、一日で参拝いたしました・・・のです!


参拝日:7月14日





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