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2013年11月14日

紅葉・・第2弾・・時期尚早でした!

今回の備忘録・・加西市「青嶺山奥山寺」、加東市「国宝、朝光寺」です・・

さぁ、紅葉の時期到来です・・今年、最初は、紅葉見物は、10月31日備忘録の大山・・
そして、必ず次に、訪れたい紅葉スポット・・!

そう・・今年5月2日の備忘録、嫁の気に入った、場所・・・
加西市「法華山一乗寺」・・
一乗寺の国宝三重塔を囲む、もみじ・・
今年は、この「法華山一乗寺」へ紅葉見物をと・・・

写真:5月2日
紅葉状況をググって・・10月末時点・・見頃度・4分・・今日11月13日・・どうかなぁ?
2週間経過しているから、紅葉もすすんでいるだろう?・・見頃だろう?・・と、勝手に想像して・・

さぁ、出掛けましょう・・と、「α君」・・・
いつもの、通勤割引き・・NEXCO西日本・・ちょっと、時間間に合わず・・昼間割引き適応・・30%引き・・

山陽道を走ること、30分あまり・・山、紅葉していません!・・落葉樹も色づいていません!
もしかしたら・・??・・早いか?・・やはり、ピンポン、紅葉していません!!
ある時、知りました・・気温8度で、紅葉に、5度で見頃・・未だ、この付近、8度は下回っていません!・・だから?

あぁぁ・・残念!・・紅葉していなければ、仕方ない・・帰ろうかと・・・

予定では、「法華山一乗寺」の後は、加西市で最も紅葉の綺麗な場所と紹介されていた、「青嶺山奥山寺」へ・・
昨年「法華山一乗寺」は拝観いたしましたから、パス・・「青嶺山奥山寺」まだ、拝観しておりませんし、知りませんでしたので・・
では!・・行ってみようかと・・・「カーナビ君」にセットして走ること15分・・山、紅葉してません・・残念!
と、いうことで、・・「カーナビ君」の案内でしたが、何やら、ルートが・・農道を・・・走れません!
その折り、戻った道、その道端の道しるべ・・で、・・こっちや!・・と!
案内道しるべを曲がると・・仁王門が現れました・・・
仁王門(楼門)は・・ 市指定文化財・・
江戸時代中期で三間一戸の楼門で入母屋造り、本瓦葺、彩色を施されています

その仁王門をくぐり、参道を登ると・・左手に、立派な建物、・・奥山寺地蔵宇院(客殿)と、庫裏が・・
その結合した形で、全長34mとのこと!(写真右下、本堂付近から・・)
庫裏の屋根も・・??・・なんと云う形なんでしょうか?・・よく、解りませんが、素晴らしい・・!!
本来であれば、参道の両脇に紅葉の木々・・残念・まだ、緑色です・・・
趣のある石段を上がり・・本堂へ・・・お参りして・・ふと、見上げれば・・・なんと!
「大きなスズメバチの巣」が、二つ・・一つは潰されてはいましたが、写真の巣は健在?・・
もし、健在であれば、4~10月は・・「来れません」・・おおぉ恐・・今年、刺されましたから・・・
写真右下:赤丸、スズメバチの巣!!

この、「青嶺山奥山寺」は、650年法道仙人の開基と伝えられる、真言宗の古刹です!
この奥山寺は七堂伽藍の備わった寺院で、多くの建造物は、江戸期に建てられたものとのことです!

その本殿の左側の階段あがれば・・県指定文化財・・多宝塔が・・・
多宝塔は1709年に完成し、上下層とも、本瓦葺で、美しい彩色が施されています
大工・・地元、大工村(現在の加西市大工町)神田作左衛門作の手によることが判明していると・・・
へぇ・・凄いね!と、思い、ググってみました!
地元、大工村・・ 宮大工名匠の里( 大工町 )、大工町は名の通り、大工職人の里として非常に有名な所ですと!
大工村の職人たちは、特に社寺建築の技術に長じておりましたので、各地のお寺や神社は、この村の大工が建てております。
中でも、この村から丹波を経て京都に通じる沿道の神社・寺院は、この村の職人によるものが多いです・・とのこと!
昔、この村の人々が建て、今の子孫が、修理修復している・・技術伝承・・素晴らしいことです!

多宝塔は上記のように、造立年代、工匠名などが明確な江戸時代中期の貴重な建築です!

はい、本堂から見た、石段の横の緑ですが紅葉の風景・・・わかります・・綺麗でしょうね!
写真左下:本堂側から 右下:本堂を見上げて石段付近を・・

今日は仕方ありません・・帰ります・・・
で、帰途、途中・・道路案内に・・「国宝、朝光寺」と・・・・
「国宝、朝光寺」・・うん!・・案内板は見たことがありますが、ここも未訪問?・・・・
時間もあるので、行こか?・・行きましょう・・・

・「国宝、朝光寺」です・・・・

僅か10分ほどで到着・・・どこから入るのか?・・何やら寺院の裏側に着いたみたい?
すでに一台、車停まっていて、拝観中の様子・・では、我々も・・ここに!

敷地自体は広く感じられませんでしたが・・・本堂へ・・向かう途中・・いきなり・・
重要文化財の「鐘楼」「多宝塔」が・・・・そして、国宝の本堂が・・・さらに、仁王門が・・

ここは、やはり、裏側から入ったので、やはり、仁王門から入り直さなくてはと・・
で、石段があります・・その下が参道・・うん?・・滝の音が聞こえる・・・・

とりあえず、石段を降りてみると、「つくばねの滝」との案内板があり・・
左へ崩れかけている、石畳みの道を・・降りると・・おお!・・滝や!・・
やや、水は濁ってはいるが・・このような場所に滝があるとは・・・

つくばね・・・加東市の天然記念物に指定されているビャクダン科の植物でこの朝光寺付近に多く自生しているとのと!・・ つくばねとは果実が羽子板でつく羽に似ていることから衝羽根(つくばね)とよばれるとのこと
しかし、石畳み?の道・・だれも通らないのか、崩れています・・・

再度、仁王門へ・・
説明板・・倒れたのか、立てかけられている、・・その案内板には文治年間(鎌倉初期)との記述があり、三間一戸が建築の形式からいうと江戸初期から中期の様式を示している
仁王門から、再び、本堂へ・・・なんと、ここ「国宝 朝光寺」は拝観料は・・無料・・なんですよ!

案内板から・・・法道仙人の創立と伝え・・備忘録記しながら・・法道仙人?・・うん?・・
前述の「青嶺山奥山寺」も法道仙人の開基と伝えられる、真言宗の古刹です
勿論、「国宝 朝光寺」も高野山真言宗です・・・・もとは裏の権現山にあったが、平安末期文治五年(1189)に現在の地に移したと!
桁行七間単層寄棟造、本瓦葺・・堂々たるものである・・室町時代密教仏堂の代表作の1つであり、和様に禅宗様の要素を加味した「折衷様」建築の代表例でもある
所蔵遺品には、鎌倉、室町期の銘を有するものが多く文化財の宝庫である・・・加東市・・そう、ここは加西市ではなく、加東市でした<m(__)m>

本堂前にて拝し、だれも居ない、本堂内へ・・この薄暗い、堂内・・差し込む光のみ・・・一人、座すると、すうっと、心が落ち着くごとく・・
本堂を出て、その床下を拝見・・・綺麗に掃かれている床下・・見事な様相・・立派な、柱・・・です!
本堂、右手にある、多宝塔・・・県重要文化財・・
案内板によると現存する多宝塔は関が原の戦いの1年後の1601年に姫路城主、池田輝政により再建。
前述の「青嶺山奥山寺」の多宝塔は朱色、・・
私感ではあるが、こちらの方が好きですね!
そして、鐘楼・・国重要文化財・・

この鐘楼は本堂同様、平安末期に現在の地に移されたと伝えられる 桁行三間梁間二間四注造銅板葺袴腰付の建築で全国でも類例の少ない貴重な遺構とのこと・・建築様式・・難しいなぁ?
本堂より、はやい時期の建立とみられている 姫路城城主、池田輝政など、国主豪族の庇護のもとに隆盛を誇った往時がしのばれる・・と、あります!

駐車場の前の案内板・・・これも歴史?いや、時を感じますね!
はい、今日は、紅葉見物が、早すぎて、いつものように、古寺名刹めぐりとなりました・・・
この付近には、東条湖という、レジャーランドがあり、この東条湖で、子供小さい折、スワンボートを嫁と二人して漕いで、ヘトヘトになった思い出があり、あれ以来、スワンボートは乗らないと固く決めた地でもありました
そんな昔の思い出も読みがえり、近くの「道の駅とうじょう」で、遅めの昼食を・・
勿論、嫁・・「道の駅とうじょう」・・野菜を買っていました・・やはり、安い!って・・・

はい!・・ご苦労様でした!!

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