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2020年6月1日

旧国鉄福知山線廃線敷を歩きます

この旧国鉄福知山線廃線敷は、我が実家のすぐ西、実家の前は武庫川が流れています
実家前の流れは、穏やかな川で、河川敷では、BQが、そして川遊びもできる良き川でした
昨今は、国道176号線の工事で様変わりしております・・・

この武庫川、台風、豪雨の時は、その様相は一変し、荒れ狂う激流になります
その武庫川の上流、山の様子、北側は全く知らず、武田尾温泉も名は知っていますが、行ったこともなく、所謂、地元を歩くって感じです

旧国鉄福知山線廃線敷を歩けることを知り、前々から歩いてみたいと思ってはいたのですが・・・
福知山線は軍港だった舞鶴と大阪を結ぼうと、明治32年(1899)に「阪鶴鉄道」として始まった。神崎(現在の尼崎駅)から福知山まで開通し、1960年代まで活躍したのが蒸気機関車が活躍、1986年全電化で、新線に、それに伴い廃線・・・とのことです



緊急事態宣言も解除された、良き天気の日・・・
・・・嫁が、行きましょか!てね と、宣い、それでは、計画をしますと・・・
我が家から、「α君」でJR西宮名塩駅へ、「P」して、バスで、木ノ元バス停までバスに乗り、ズボラします
そこから、旧国鉄福知山線廃線敷を歩き、JR武田尾から、電車で、再びJR西宮名塩駅へ戻ってくるという計画です

JR西宮名塩駅→廃線敷・武庫川渓谷→武田尾温泉→JR武田尾駅 [約8.0km]
往復歩くのは、ちと無理ですね・・・嫁も私もです
では、出発します

全行程を歩きながら、撮影しますので、少々長く、枚数の多い備忘録になります
お付き合いよろしくお願いします


左下赤丸:JR西宮名塩駅 下中赤丸:スタート地点 左上赤丸:JR武田尾駅へ北上


JR西宮名塩駅です・・・よき天気です

武庫川渓谷案内

ここからスタートです
しかし、まだ、廃線敷の面影はありません
前方見えているのが、名塩川橋梁



     武庫川を右手に見ながら歩きます
     枕木が現れました


    振り返って・・・パチリ!
    高架は、中国道です


お! 荒々しい渓谷が現れました

遺跡? 見張り台とのことです 

姥ヶ懐川橋梁・・・実に美しい!

巨大な岩、出現・・・高座岩

有馬郡誌には上面七・八間、高さ四・五間、ほぼ方形をなせる大岩石とある。
旱ばつになると名塩や近郷の百姓たちの雨乞い場となっていたという。
岩の下が龍宮に通じていて乙姫様の遊び場。
岩面が汚されると、それを嫌って乙姫様が雨を降らせるとと信じられていた

北山第一トンネル 319m

おおぉ! 待望のトンネルです

トンネル内は、人工的な電気設備はありません
真っ暗です・・・懐中電灯必須です

持参した、LEDライト 単三、三本使用で、ペングリップがあり、胸ポケットに差し込めますが、今回は横使用・・・嫁も別途、懐中電灯を使用します

      そのライトで照らし、NikonZ7でパチリです
      天井の蒸気機関車の煙の煤が見えますね・・・


上写真:オート撮影、1/15:f4:ISO1600 30mm
RAW現像で、真っ暗なトンネル内がでてきました
若干手振れがありますが、恐るべき、NikonZ7

側壁



枕木が続きます

北山第トンネル
その左手前遺跡、見えますか? 緑の中に潜んでおります・・・標識とのことです

北山第二トンネル 413m


     蒸気機関車の姿を想像しながら、歩きますが、出口、見えません
     うん? これって、延長されているのですかね?

調べてみました
落石防護の為入口を16.0m延伸。この先も6,7号以外は延伸されています。
落石防護柵も同時期の物が多く、1950年代に人命に関わる事故があって第二次隧道延伸を実施したものと推測されます・・・と、ありました


      岩山がみどころ‥と、あります

ここにも見張り台が・・・

急流です
我が実家から、そんな遠くない山に、こんな景観があるとは、全く知りませんでした

枕木


百畳岩とか、寄合岩とか、そんな名が案内にありましたが、どれか、分かりません



溝滝尾トンネル 149m

天井は煉瓦積 

足下見れば、枕木に数字が・・・なんの数字か? 182

トンネル出口です
・・・お! 第二武庫川橋梁です




     迫力満点
     ・・・過去に撮影された方の写真には、橋には枕木が並んでいました
     整備されたのですね・・・

橋トラスの間から渓谷を‥

川、渡れば、すぐ、長尾山第一トンネル 306m

長尾山第一トンネルを出て振り返れば、水管橋が見えます

西宮市と宝塚市の市境は、武庫川・・・
川を右手にみると西宮市、川を左手にみると宝塚市
ここは、宝塚市!

宝塚市に入ると、観光案内板が出てきましたね・・・西宮市側は案内板無し!

       展望広場から上流をパチリ・・・

土石流のヤマザクラ
2014年(平成26年)8月、関西を襲った台風11号によって武田尾地区は多くの住居が床上浸水するなどの甚大な被害をうけました
この場所も大規模な山崩れが発生し、流れ下った土石流はコンクリートの擁壁の一部を破壊し、廃線跡を越えて武庫川まで流れ込んだ・・・


記憶にあります・・・2014年(平成26年)8月、関西を襲った台風11号
武庫川、実家前は濁流でした‥そして、丹波、篠山市など山崩れで、巨木倒壊しましたね

”たけだお”案内図
この付近は「桜並木」とありますね
    
    
      長尾山第二トンネル 147m


またまた出現、トンネル内、枕木の数字 219

ええ感じですね・・・f4 1/15 ISO1600 さすが、拡大すると、手持ちは手振れです

トンネル内の暗闇とその前に見える新緑の対比が実に美しい!

長尾山第三トンネル 91m
ローアングルで、パチリです

武田尾駅:1000mとあります

      本日のベストショットです

見えてきましたね~ 武田尾温泉街周辺

廃線敷終点でもあり、入口でもあります 

入口近く、「武田尾稲荷神社」

定番、マンフォール撮影です

武田尾温泉橋

水管橋
もしかして、長尾山第一トンネルの側の水管橋に繋がっているのかなぁ?

JR武田尾駅の高架です

       JR武田尾駅・・・トンネル側が「大阪方面」

「武田尾駅」です


無事、旧国鉄福知山線廃線敷を歩き終えました
スマホ、万歩計では、9039歩、6327m、2h.01.17でした
そして、写真掲載もいままでの最多で、54枚となりました
そして、NikonZ7の高画素フルサイズの威力を現像してみて凄さを感じました
そしてLEDライトの威力もまんざらではないですね・・・使いましょう、神社撮影で!


我が実家の前の武庫川上流の渓谷の美しさを初めて見て驚きました
これは、紅葉の折もさぞ、楽しませてくれることでしょう・・・

6ヶ所のトンネルを歩き、その天井に残る、蒸気機関車の煙、煤の跡‥
幼いころ乗った蒸気機関車を思い出し「シュシユポポ、シュポポ」と、言いながら歩いてきました
残念ながら、嫁、蒸気機関車に乗ったことはないとのことです

旧国鉄福知山線廃線敷、距離的には、手頃なハイキングコースですが、足下の枕木に注意して歩かないと、躓くおそれがありますね
そして、懐中電灯は必須です

最後に紹介文を・・・
かつて機関車が走っていたJR福知山線廃線敷
武庫川の渓谷沿いに続く約4.7㎞の廃線敷は、長らく立ち入りが禁止されていましたが、2016年に自己責任を原則としたハイキングコースとして一般開放されました。
コース内には6つのトンネルや3つの橋などの鉄道遺構が当時とほとんど変わらぬ姿で残っています

良きところです~
紅葉の時期にも行ってみましょう





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