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2018年11月3日

いながわ名所八景、清思館・・兵庫県川辺郡猪名川町上野字北畑11-1

いながわ名所八景・・兵庫県川辺郡猪名川町上野字北畑11-1、清思館を訪ねます

清思館・・国登録有形文化財でもあります

最初に訪れたのは、2016年2月2日
https://a-shi-a-to.blogspot.com/2016/02/blog-post_2.html




猪名川町立静思館は昭和59年(1984年)に旧冨田家住宅を譲り受け、文化の向上に役立てる目的で一般に公開している文化施設です。

「静思館」という名称は深い緑と清々しい空気に恵まれた自然環境の中にたたずみ、来館者に憩いと静思の場を提供する建物であることから名付けられました。 旧冨田家住宅は冨田熊作氏が出身地である猪名川町上野に、敷地面積2,505(759坪)、建物面積534.3㎡(162坪)を有した大邸宅を、昭和7年(1932年)から3年の歳月をかけて建築したものです。 京都の棟梁、斉藤宗太郎が手掛け、総工費は当時の金額で約10万円(昭和7年度の中谷村の予算の2倍以上に相当する)ともいわれています。 外国人客などを接待するという目的にそって、すべてのものが計画的に設計された建築物であり、ほぼば当時のまま現存しているのはとても貴重です。 建材は北山丸太、丹波松、尾州檜、唐木などあらゆる銘木が用いられ、精魂の限りを尽くして建てられました。 江戸時代からの民家の様式を用いているようにみえますが、きわめて近代的な要素も併せ持つ住宅といえます。 昭和62年(197年)に「ひょうご住宅百選」に選ばれ、さらに平成16年(2004)には国登録有形文化財に18件が登録されました・・・配布パンフより引用



今回は、嫁、ご同伴です

虎の置物が迎えてくれます

表門

主屋
・・・茅葺屋根、木造平屋 内部は西に土間、東に2列6室を配し、一番東側に座敷棟とトイレがあります

主玄関

一般入口はおくどさんへと・・・

おくどさんの「布袋さん」

おくどさんから座敷を眺める・・・

奥座敷
左に三猿の置物、右に床の間の壺、有田焼か?
そして、ここの見所は、北山丸太の床柱、床框・・・床框は、贅沢な造で、朱塗りなのです(秘密は前回教えていただきました)

次の間の床框・・堆朱とのこと・・・
朱漆を何度も何度も塗り重ねて厚みを持たせた漆を彫刻した作品漆を重ね塗りとのこと

茶室・・・土間の立礼席

なにを意図しているのか? この大きなヤカンは!

東、座敷よりおくどさんを・・・

時を刻まない時計・・・止まったのは何時かなぁ?

大の月を表す丸板

主屋屋根と給水塔
・・・井戸水をポンプで汲み上げ、落差で主屋などへ水道管に水を送っていました
当時珍しかった、水洗トイレにも利用されたのです

    旧主人の熊作氏の書斎の床下暖房設備

畳下に鉄板を敷き、地下室(火床)を設け、籾殻や炭火などを利用して温めました

ベンガラ塗りの倉庫群

   氷室・・・

奥行約20m、前回は公開されていませんでしたね

庭塀

ポンプですね

今年の台風で、茅葺にも被害が・・・
この茅葺、葺替えには、約2000万円が必要の為、毎年分割し町予算として計上しているらしい

内からみる表門

今日に来場者数は、8名・・・リピータが多いらしいです
ひな祭り、節句、紅葉・・沢山の方が訪れるとのこと!
また、来ましょう・・
そうそう、嫁も、パンフ読みながら、じっくり、眺めていましたね・・・




追記:いながわ名所八景
1:大野山・・・阪神地域最高峰の大野山(標高753m)山頂付近にあるキャンプ場、猪名川天文台
2:い~な!!さくら通り・・・4月上旬の桜開花時には約600本ものソメイヨシノが咲き誇ります
3:多田銀銅山・・・多田銀銅山は猪名川町、川西市、宝塚市、大阪府池田市、箕面市、能勢町、豊能町一帯に広がる鉱床群の総称、一部国史跡
4:静思館・・・茅葺屋根の和風建築物、多くの建造物が国登録有形文化財に指定されています。
5:歴史街道・・・猪名川町は平成15年に歴史街道モデル地区認証を取得し、その取組の一つとして日生中央駅~ふるさと館までの区間の散策路の整備を行っています
6:戸隠神社・・・本殿は本殿は大永四年(1524)に造営された町内最古の建築物で、国の重要文化財
7:ふるさと館周辺・・・ふるさと館周辺や併設の芝生公園ではツツジやあじさい、モミジ、イチョウなど、四季折々の自然を満喫することができます
8:猪名川渓谷ライン・・・猪名川町を南北に縦断している県道12号線川西篠山線の愛称

「5、7」以外は過去含め、全て訪れています・・・










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