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2017年5月31日

国宝、住吉神社 本殿・・・山口県下関市一の宮住吉


山口県下関市の国宝、国重要文化財の建造物を訪ねます・・・

大阪の住吉大社・博多の住吉大社とともに、「日本三大住吉」の一つに数えられます・・・
そして、本殿は、国宝・・・拝殿は、国指定重要文化財なのです!

長門国一の宮住吉神社社叢は、天然記念物です

社頭、案内説明板・・・

さぁ、参道を上ります

青銅製狛犬・・・
狛犬は神域守護の神獣なることから威厳・畏怖の面容常なるが、当社の対は極めて愛嬌・慈愛に満ち、更に青銅製で、全国でも稀なる狛犬である
しかるに、大東亜戦争苛烈を極める昭和十八年三月、軍需物資として徴用され、爾来コンクリート製で複製されていたものの、終戦七十年を期し、青銅製復元の衆声に応え、募財未だ道半ばなるも、参拝者の御浄財により往古のの姿に復元、復活したるものである・・・平成27年8月12日



天井、見上げれば・・・




国重要文化財 住吉神社拝殿 一棟


桁行三間、梁間一間、一重、切妻造妻入、檜皮葺
天文八年(1539)安芸国の戦国大名毛利元就が建立した、四方吹放ちの建物です
木鼻、蟇股、組物など細部手法に創建時の特徴がみられます
この種の拝殿を縦長に配置する例は少なく、本殿とともに貴重な文化財です

おおぉ・・鮮やかな朱の社殿が・・・国指定重要文化財、拝殿です!!



右面・・
美しいです・・・天気、快晴で、朱が一段と映えますね・・・
左面・・




いよいよ、国宝 住吉神社本殿 一棟・・です!

国宝 住吉神社本殿 一棟

九間流造、正面五ヶ所千鳥破風附、檜皮葺
附 玉殿 五基 棟札四枚
応安三年(1370)長門国守大内弘世が再建、以後、何度も修理が施されていますが、再建当時の室町初期の神社建築様式をよく留めています
祭神を祭る本殿は、一間社流造の五つの社殿を相の間で連結した九間流造の形式を採っていますが、正面に千鳥破風が設けられ、流造としては異例です
身舎側面は一間で、正面には浜床および浜縁が取りついています
また、組物、軒周り、蟇股(一部後補)は非常にまとまりがよく、優れています


九間流造、正面五ヶ所千鳥破風附、檜皮葺・・・


第一殿:住吉三神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)
第二殿:応神天皇
第三殿:武内宿禰命
第四殿:神功皇后
第五殿:建御名方命

千鳥破風

裏面から・・・
蛙股・・・





鐘楼 一棟


この建物は、四方囲いの吊鐘堂で、垂直に立つ四本の太柱は豪壮、古記録に天文八年(1539) 毛利元就が拝殿・鐘楼を修造とある
四隅に突き出た挙鼻の刳形紋様に室町時代の古式様相をとどめている
なお、古鐘(重要文化財・銅鐘は高麗時代初期・約九百年前、宝物殿収蔵) 渡来された銅鐘では巨大なもの・・・


境内社

稲荷神社・・
・・・当社は天保十年(1839)総本社伏見稲荷大社より歓請される・・・

御神霊樹・・・大楠!!

西の鳥居?からでます


本殿は、長門国守大内弘世が再建、拝殿は、毛利元就が建立・・・

国宝、住吉神社本殿・・・九間流造、正面五ヶ所千鳥破風附、檜皮葺 大変、珍しい本殿を拝見させていただき、又、朱も鮮やかな、国指定重要文化財の拝殿も・・・見事なものでした


山口県は、西の奈良ともいえるほど、国宝、重要文化財がたくさんありますね・・・

文化庁データベースでは、建造物だけで、38件あります・・・

全部、訪れてみたいのですが・・・・(*^_^*)





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