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2018年8月24日

長安寺・・中井権次一統の足跡を巡って・・京都府福知山市奥野部577

中井権次一統の足跡を巡っています
京都府福知山市奥野部577、長安寺です

長安寺、前回は、2015年3月8日・・・文保寺、二村神社、大川神社・・そして、長安寺と、訪ずれ・・・
文保寺、長安寺で、中井権次一統の技に圧倒され、そして、中井権次の名を知ることに・・・

2015年3月8日・・「彫り物にはまりそうです・・・いや、はまります!」・・と、記述しました
https://a-shi-a-to.blogspot.com/2015/03/577.html
はい、現在、どっぽり、きっちり、はまっています!

中井権次下絵展にて、長安寺、薬師堂の天井の龍の下絵が展示されていました
これは、再度、長安寺を訪れ、拝見させていただかねば・・・と!

長安寺佛殿天井下絵


             参道から見上げる、山門・・延宝年間(1680年)建立、
             右側、鐘楼・・・延宝年間(1680年)建立

お目当ての薬師堂です


薬師堂(仏堂)・・・文化三年(1816年)建立・・・唐様様式、秘仏薬師如来二体の他、日光、月光、十二神将木造を安置。歴代福知山城主の霊牌を安置する



お堂に入りました・・・見上げれば、あの龍がいました
天井絵ではありません・・・二十二枚の板を組み合わせて彫られています・・・


下絵
奥野部村 長安寺佛殿天井 文化十三年子八月から十二月三日まで・・・三ヶ月?
これは、工期ですかね・・・
東西南北、板数など、内容が記されているようです




      刻銘・・「柏原之住 中井正忠」・・・五代目中井丈五郎正忠です


須弥壇
・・・虹梁の上、蟇股の鳳凰

右側

左側


須弥壇、左手壁面 天女
そして、木鼻、肘垂木には龍が・・・


上、写真の天女のみで・・・

須弥壇、右手・・・宝珠を捧げ持つ天女

お堂の四面の蟇股には、十二支の彫刻があります・・・
・・・左から、犬、豚、鼠、牛・・・

・・・左から、虎、兎、龍、蛇・・・

・・・左から、馬、羊、猿、鶏・・・

お堂内、光源は一つ、なかなか、撮影も難しいですね

お堂をでました・・・
お堂、三面の蟇股には、唐獅子、鳥などがしつらえられている

左面から正面

正面から右面





木鼻

方丈は、銅板葺替え中・・・9月末に完成と
・・・葺替えが終わった時の銅板の輝きは見事でしょうね・・・


下絵展で拝見した、龍の下絵・・・お陰で、再び長安寺を訪れる機会ができました
そして、一人、お堂内で、約1時間、撮影させていただきました・・・

中井権次一統の技を知った、原点の長安寺・・・改めて、圧倒されました
これからも、中井権次一統の足跡を巡って、走りましょう・・・

追記:前回と違い、カメラが変りました・・・
下の写真は、カメラをできるだけ床に近くに位置させ、バリアングルモニタで画を見て、LVで撮影いたしました・・・構図は難しいですが、まずまずの一枚になりました
ファインダーを覗いて撮影する方法と、LV撮影方法・・・より使い分けなど、勉強せねば!






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