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2018年1月21日

十三重の石塔・木曽義仲供養塔‥兵庫県西脇市指定有形文化財

西脇市黒田庄町大門286(旧大門字滝ヶ鼻二百十番地)・西脇市指定有形文化財の木曽義仲供養塔です

西脇市指定有形文化財‥「旭将軍 木曽義仲供養塔」

この石塔の北方約100mのところに東光寺があります
周辺の田畑に寺の名称をもつものが幾つかあることや、寺に関する記録が残っていることから、 この辺りは寺や堂宇がかなり点在していたようです
十三重の石塔は、塔の様式から、建立されたのは鎌倉時代後期(十四世紀)と推測されます
また、木曽義仲の供養塔と言われて来ており、東光寺の山号は木曽義仲の旭将軍にまつわる旭雲山であり 、更に寺紋が丸に笹竜胆で、これは源氏の紋でもあります
当十三重の石造層塔は、当地より南方約100mの所(大門字堂の前三百六番地)に建てられていましたが、私有地に 囲まれ、わかりにくい場所であった為、より多くの方々に西脇市指定有形文化財であることを知って いただき、地区内外の交流の輪を広げ、地域の活性化を図ると共に、木曽義仲の人物像や、大門の地に建立 された目的など、歴史に関心を持ち続けることが、供養と考え、平成24年11月25日にこの地(大門字滝ヶ鼻二百十番地)へ 移設されました
そして、この塔の下には、塔の形をした水晶が納められています
平成24年11月移設時確認、高さ2.5m 重さ2.5g
木曽義仲 久寿元年(1154)誕生 寿永三年(1184)一月二十日 死没
・・・案内板より引用

旭雲山 東光寺


この塔を拝見していると‥お爺さんが、近寄ってきて・・・

「この塔は、私の家にあったものや!」って、突然、説明が始まりました
私・・・えぇ! そうですか、凄いすね! でも、無反応?
「わしの家は」・・・この位置から、指さして、「あそこや!」・・って

で、お尋ねしました・・・
しかし、私の声は聞こえていないようで、耳元で大声で話さないと、聞こえないようでしたので・・

耳元で、大声で・・・
案内板に記されている東光寺は? 
 ・・・「あれや!」と・・・
水晶が納められているのですか?
 ・・・「そうやで!」と・・・

お歳をお尋ねすると・・・
「何歳かなぁ?」   お忘れのご様子!
何年生まれですか?
・・・「昭和4年や!」   90歳ですね! 「そうか!」
・・・「カラオケ好きなんや、毎日歌ってるんや!」 

90歳、お元気そうでなによりですね!・・・反応がありません

で、 写真撮るため、少し離れたら、うん? いない・・・
いつの間にか、東へ歩いて行かれました・・・(^^;)

市の案内板にもあるように、「より多くの方々に西脇市指定有形文化財であることを知って いただき、地区内外の交流の輪を広げ‥」

このお爺さん、自ら実践されているかの如くでした・・・m(_ _)m
10分余りでしたが、楽しい、時間でした!

いつまでも、お元気で!! (*^_^*)


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