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2016年3月4日

高売布神社・・・国指定重要文化財を巡って・・兵庫県三田市酒井!

高売布神社 国指定重要有形文化財巡ります

県道37号線・・高平橋の手前を左折・・・左手に神社、石標があるよ!

到着です・・・高売布神社!
兵庫県三田市にある神社で三田市内唯一の式内小社で、旧社格は旧川辺郡の郷社である・・

案内板をじっくり読みます・・

祭神 下照比売命

古代から祀られ平安時代の「延喜式」に記載された式内社
中世には多田源氏の高平地域の惣社とされ、近世には摂津麻田藩領になり藩主青木氏の祈願所とされた
拝殿上の京都宝鏡寺門跡尼より寄進された社号額には「正一位荷月大明神」と書かれており崇敬を集めていたが、江戸時代中頃幕府寺社奉行に命を受け延喜式内社を調べた儒学者並川誠所により誤りが訂正され、鳥居横に「高売布社」と刻まれた新社号石が建つ
本殿は檜皮葺一間社流造(国重文)、永正十年(1513年)に再興上棟、草花を主題にした優れた彫刻装飾のある貴重な建築物
木造狛犬(国重文)はカヤの一本造で永仁五年(1297年)の墨書がある
拝殿に奉納された絵馬は保存招待よく、三十六歌仙絵額、神功皇后遠征図、遷宮図など多彩である
・・・案内より引用

三田市の資料によると・・ 棟札によると永正十年(1513年)越前守小野時家の再建、別当川原の観福寺盛園の手によって同年12月14日上棟式が執行されたことが分かる。
建築を手がけたのは丹生山田(神戸市北区)に住む播州日原大工の棟梁、藤原光吉・宗次の両名で、摂津・播磨地方に多くの業績を残している・・
・・・三田市施設案内より引用

拝殿・・・
立派ですね!・・ググっていると、2010年の資料では、旧拝殿の写真がありました・・その時は、じっくり拝見できたようです
今は、ガラス張りで、様子伺うのも難しいね!・・現在の拝殿であれば、絵馬などの保存には適していますね・・・

まずは本殿・・・
本殿・・・国指定重要文化財、檜皮葺一間社流造
身舎側面二間・組物連三斗。中備蛙股・庇手挟・妻二重虹梁大瓶束となっていて、各所に彫物を多用し、華麗な建物である
庇手挟み
身舎側面二間・組物連三斗、妻二重虹梁大瓶束

本殿脇の狛犬・・!

        本殿、右脇に立つ、石灯籠・・寛永三年(1632年)と読める・・
             ・・・中台に蓮弁の装飾が施されている・・・
           

拝殿内、
三十六歌仙絵額
神功皇后遠征図
遷宮図
神輿庫?
奥は社務所、手前は戎神社・・・みな、立派な建物ですね!

社号石・・・
・・・延喜式内社を調べた儒学者並川誠所により誤りが訂正され、鳥居横に「高売布社」と刻まれた新社号石が建つ・・・

・・・三田市文化財資料によると・・・
高平の里は源満仲が川西の多田荘を治めていた時の支配下です。満仲は高売布神社を荘園北部の鎮守としました。八代将軍徳川吉宗の頃、祭神が同じなのに神社名が違う所には社号石が準備され、高平の里は「高売布社」の社号石を頂きました・・引用

神社を離れた、わずかな距離のところに・・お旅所・・・
・・・向かいの山は「大船山」・・

兵庫県三田市にある神社で三田市内唯一の式内小社・・・
高売布神社にて、なかなか、よき時間を過ごしました・・・

県道38号線を北上します・・・


参拝日:2月24日






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