中井権次一統の足跡を巡っています
京都府南丹市八木町美里中石谷9、西光寺(西光蜜寺)を訪ねます
2015年5月、中井権次一統の足跡を巡って、当初?拝見いたしました
しかし、本堂内には入らず、入口からコンデジでの撮影でした
欄間の龍・・・これに驚き、いつの日か再訪をと予々考えていました
今回、マサさんのお力添えにより、西光寺ご住職にアポをとっていただき、本堂内参拝と撮影をさせていただくことになりました
テンションがあがり、ワタワタしながらの撮影となりました
この坂を登ります
山門
緑紅葉に護られて、良い雰囲気です
本堂の戸を開いていただきました
唐破風向拝と緑紅葉・・・色づけばさらに見事なことでしょう
南丹市指定文化財 西光寺阿弥陀堂(本堂)
当寺は、奈良東大寺を開創した高僧良弁によって、勝宝八年(756)に創建されたと伝えられる。
本堂は、亀腹基壇上に建ち、入母屋造、桟瓦葺、妻入りで、正面には唐破風の向拝を付け、擬宝珠高欄付の切目縁を巡らしている。
几帳面付角柱の向拝屋根は銅板葺である。
向拝の紅梁や木鼻には装飾彫刻が豊富である。
上部に粽を付けた身屋柱は欅の円柱で、前より二間通りで外陣と内陣とに区別される。
京都府無形文化財に指定されている六斎念仏が行われる外陣は、畳敷詰で天井は折上げの小組格天井、内陣は板敷で、天井は小組格天井である。
堂内欄間には欅材で精巧な龍の彫刻がある。
また、文化元年(1804)三月二十八日の上棟されたことが棟札によってわかる
・・・南丹市教育委員会
本堂へ
出迎えてくれた、本堂欄間の幅一杯の巨大な阿吽の龍・・・
テンション、MAXです
私、基本、仏様は掲載しないので、ボカシいれます
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天井は折上げの小組格天井
右から欄間の龍を・・・
内陣にも入らせていただきました
内陣奥の欄間には、巨大な鳳凰が・・・
顔を・・・
内陣、左奥欄間・・・天井は小組格天井
そして、須弥壇
なんと、八匹の獅子が・・・
見事です
右側から・・・
本堂から参道を・・・緑紅葉がキレイです
向拝、本堂から彫刻背面を・・・
本堂を出て、唐破風、向拝の彫刻を・・・中井権次一統の足跡かどうかは不明です
兎の毛通しは、鶴
妻飾りは、亀仙人 水引虹梁中備は、麒麟か?
本堂の木鼻
向拝、獏
几帳面付角柱
擬宝珠、架木も切り出しのようです
手水舎
本堂、右面
亀腹基壇上に建ち、入母屋造、桟瓦葺、妻入り・・・全体の写真が撮れません
本堂を降りて、しばらくお話をお聞きしました
その庫裏の玄関の上にも、獅子が・・・おそらく、中井権次一統の足跡でしょう
今回、マサさんのご尽力で、ご住職同伴で、本堂内を外陣・内陣を、須弥壇の側まで行かせていただき、好きなように撮影させていただきました
しかし、テンションがあがり、ワタワタしながらの撮影となった結果、数々の失敗をして、現像に苦慮いたしました
堂内の写真撮影の難しさを痛感いたしました
数々の中井権次一統の足跡を巡ってきましたが、これだけの彫刻を拝見でき、感動いたしております
五代目中井丈五郎正忠の超大作です
刻銘はありません
なぜ、五代目中井丈五郎正忠なのか?
そう、宮津市中井本家で、下絵が発見されているのです
追記:今回は特別に拝観させていただき、許可を得て撮影させていただきました
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