中井権次一統の足跡を巡っています
第二版中井権次一統作品集 丹波市No41 兵庫県丹波市春日町長王1、舟城神社です
ここ、舟城神社は、彫刻撮影にとって、被写体の数多く、楽しみでもあります
これより神域につき虚気平心にて入山すべし
鳥居の元に立ちて風祓へそっと揺るれば心開きて山に入るべし
雰囲気はお城の石垣ですね
見えてきました 標柱の奥に巨大な唐破風
参道の石段を登り切り、境内に立てば・・・圧巻です
舟城神社
祭神:素佐之男命 稲田姫命 天押雲命
由緒:
文安三年(1446)冬十月勧請
萬治元年(1658) 再建
寛延二年(1749)二月 改築
徳川時代将軍より朱印領を寄せらる
神仏混淆当時天台宗として発興し丹波国氷上郡春日部庄船木郷天王山覚王寺と名づく
両脇の樽は、賽銭入れ・・・昔は、米、粟などを賽銭としてこの樽に入れたとお聞きしました
左側の注連縄の木・・・この木なんの木、気になる木!
じつは、この木、熊が大好物の蜂蜜を取るため幹の穴から蜂蜜をとった跡が残っています
願いが叶う木なのです
向拝・・・
・・・見上げれば、梁の上にいてました、龍です・・・
木鼻
どこかで、見たなぁ?・・・木鼻の龍
蟇股
蟇股
木鼻
う~ん?
雰囲気・・・どことなく中井権次一統のものではないように思えるのだが?
手挟み
背面、蟇股、木鼻
境内社
八柱神社
上を睨む龍・・・
八代目青竜軒中井権次橘正胤(1854~1928没)の作と思えるとある・・・
社務所
狛犬
・・・わしも入れてくれ・・って、牛君が云うものですから、顔だけ参加・・・
安政四年(1857年)
台座の銘、願主:荻野新四郎?吉
やはり、牛君を...
戦時中、供出したため、小ぶりになったと、お聞きしました
手水鉢
・・・嘉永二(1849)と右側面に刻まれている・・・
手水舎前から全景を・・・
前回は、参道を登って、境内に入った瞬間、手水舎の付近にいた、見張り役の「わんこう」に吠えられました
しかし、今日はいない?
若干期待していたのだが!
この社殿は、寺院の建物で、その奥に本殿建築を、しかし、道半ばで断念した・・・とお聞きしました
彫刻に関しては、社殿は、中井権次一統の足跡とは断定できず
八柱神社も推定で・・・
唯一、庫裏の欄間の銘により、中井権次一統の足跡となっているようです
しかし、この巨大な社殿は見応え満点で、撮影対象として最高ですね
撮影枚数がめちゃ多くなるのです
今回、掲載分は、ほんの一部です
追記:この記事中の写真撮影日は緊急事態宣言発令以前の撮影分です |
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