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2018年7月24日

大護神社・・中井権次一統の足跡を巡って・・ 兵庫県丹波市氷上町成松277-1

中井権次一統の足跡を巡っています

丹波市立植野記念美術館にて、中井権次の下絵展示会が開催されており、それを拝見いたしました
そして、この地を訪れた、もう一つの目的は・・・
新兵器のPentax K-1Ⅱの性能を試すべく・・・入手したら、必ず訪れ、撮影したい「龍」が、すぐ、そばにおるのです

そこは、兵庫県丹波市氷上町成松277-1、大護神社 三度目です



前回参拝は、2016年6月29日でした
https://a-shi-a-to.blogspot.com/2016/06/blog-post_30.html

さぁ、どうなるでしょうか? うたい文句のとうり、写りますかね!

狛犬の後方の石燈籠・・・正徳五年(1715)と、読める

この坂を登るのも、三度目ですね

氷上町指定文化財 大護神社、社殿

天之御中主命を祀る
創立沿革の詳細については不明であるが、元禄十二年(1699年)に再建され、天保九年九月(1838年) に京の長谷川佐多郎(棟梁)と柏原の中井権次(彫物師)によって改築されたものである
  社殿の全体細部に透彫り・籠彫り等による数々の彫刻を施し、欄間・向拝虹梁等には龍の彫刻を配している
向拝水引虹梁には蟇股を入れず、老松の透彫りを全面に充当している
屋根は入母屋造で軒先は出唐破風となり、獅子面の彫刻がある
天井には躍動的な龍の彫刻が施されている・・・案内板より引用


三度目ですが、何度訪れても、見事な社殿、彫刻です

さぁ、中井権次一統の足跡ではありませんが、向拝の「天井の龍」です・・・
撮影した位置、ここは、拝殿と本殿の間、向拝の天井です、灯が差し込まない・・暗い!
本来なら、フラッシュ撮影か? LED光源で、照らすか?・・なんですが、Pentax K-1Ⅱの性能は如何に・・この龍を光源無しで、普通に撮影できるかのテスト撮影です・・・

Pentax K-1Ⅱの感度設定を上限12800に設定しました
そして、本殿左下から天井、真上を・・・パチリです

    結果、撮影データは、焦点距離28mm、f5.0、1/40、ISO10000・・・
上、社殿右側、下、社殿左側

  焦点距離変えて・・・撮影データは、焦点距離53mm、f5.0、1/40、ISO12800
  


見やすいように、上の写真を90度回転させてみました

Pentax K-1Ⅱ・・・なかなかではないですか! 
うまく、撮影できましたね・・・龍の眼にもピントはきていますし、手ぶれもない
ISO10000~12800 ノイズはそれなりにありますが、それはノイズ処理を!

これで、Pentax K-1Ⅱを購入した目的の一つが達成ですね
もう少し、設定を変えれば、さらに良い写真が撮れることでしょう・・・


この龍の刻銘は、右隅に「皇都彫工 長谷川佐市郎 丑延」・・・前回確認済み

   左脇障子(右下に刻銘)

   その刻銘・・・本社 彫物師 柏原住 中井権次橘正貞

    右、脇障子 脇障子左下隅に刻銘が・・青龍軒正貞 彫刻

本殿、身舎、蟇股

籠彫 持送り、木鼻



鳥居付近から振り返って 一番右奥の石燈籠・・・安政五年(1857)と読める

大護神社、中井権次一統の足跡を巡って、三度目ですが、透彫り・籠彫り等の見事さは、数といい、素晴らしいもので、何回来ても見飽きることはありませんね・・・

今回の目的の、Pentax K-1Ⅱでの撮影・・なんの手間を掛けず、「天井の龍」が、うまく、写ってくれて、さすが、フルサイズ、ISO812600の高感度、5軸・5段の手ぶれ補正をうたい文句にする性能が出てくれたと思います

これからは、カメラのせいにして、失敗や! と、云えなくなりました

追記:大護神社の下絵、内容が明らかになればいいのですが・・・



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