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2018年6月13日

二ノ宮神社・・中井権次一統の足跡を巡って・・京都府船井郡京丹波町橋爪端上

中井権次一統の足跡を巡っています

京都府船井郡京丹波町橋爪、二ノ宮神社です 旧名称の八幡宮です
山王七社・・・旧山内庄の何鹿神社、二ノ宮神社、酒治志神社、九手神社、子守神社、能満神社と井尻の日吉神社の内の一社です

背面の山は「鼓山」 その北西麓に鎮座する

社殿後方左中腹に・・・見事な大スギがそびえ立ったいますね

正面石鳥居の扁額は旧名称の八幡宮

社殿
創祀時期は不明。文政十三年(1830年)の火災で、神社の記録・宝物はすべて焼失してしまい天保二年(1831年)に社殿は再建されました

石段の右上・・恐らく、寛永四(1627)?と刻まれているに見えるが・・・


御祭神は「応神天皇」「仲哀天皇」「武内宿彌「健御雷命」「底筒男命」

・・・向拝・・・

中井権次橘正貞の龍ですね

龍の両側には・・・牡丹と唐獅子



兎の毛通し

木鼻・・・阿吽の唐獅子

木鼻

持送り・・海鳥


左脇障子
脇障子の前の木組みは、「狛犬」・・・ 無残な姿です
その脇障子の右下に、刻銘がありました・・・正面からしか見えず、あわや、見逃すところでした

              彫物師 氷上郡柏原住人 中井権次橘正貞

右、脇障子・・・
左と同じように、木製狛犬の分解されたものが置いてあり、正面から見えません

              狛犬・・金属製です


左面、妻飾り

蟇股

蟇股

蟇股

奉納絵馬・・・萬延元年(1860)と読める

手水舎・・・手水鉢の正面右に、「宝暦四(1754)」と読める


社務所




中井権次橘正貞の彫物・・・見事なものでした
向拝の木材が、風化か? 白くなり、それだけが残念です

山王七社・・・旧山内庄の何鹿神社、二ノ宮神社、酒治志神社、九手神社、子守神社、能満神社と井尻の日吉神社の内の一社ですが、前回、訪れた子守神社も、中井権次橘正貞の彫物!
鎮座位置は近くとはいえ、同時期に製作依頼されたとか、想像するだけで、ロマンですね
山王七社の内、五社は、未確認ですが、早晩参拝しましょう・・・楽しみです





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