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2018年6月1日

大歳神社・・中井権次一統の足跡を巡って・・兵庫県丹波市柏原町南多田138

中井権次一統の足跡を巡っています

兵庫県丹波市柏原町南多田138・・大歳神社です
「中井権次顕彰会だより」第7号2017.8の下記の記事を読んで、早速参拝にまいりました


先日、柏原観光案内所で配布されている、「中井権次顕彰会だより」第7号2017.8に下記の記事が掲載されていました・・・下記全文引用

・・・四代以降の彫刻作品がほとんどで、まだ良く分からなかった中井家初代、二代、三代が手がけた作品のうちの1点が昨年確認できました。
そこは、丹波市柏原町南多田に鎮座する大歳神社本殿。
規模の大きな一間社流造社殿には、随所に装飾彫刻が施され、脇障子には能楽に登場する狸狸が躍動感あふれる姿で踊っている姿が見られます。
棟札には、享保十年(1726)に大工、中井安左衛門(二代)が建てたことが記されています。
江戸時代初期に徳川幕府の大棟梁、平内吉政、政信父子によって著された大工秘伝書「匠明」に「大工の棟梁たるべき者は『五意』に達者でなければならないと説いています。
五意を現代語に直すと設計、施工、積算、加工、装飾の意味になります。
中井安左衛門は「匠明」にある大工棟梁の資格を有していたことになります・・・


楽しみですね

手水舎・・・キレイな手ぬぐいが・・・すべて、氏子さんのお陰ですね


社殿・・・一間社流造 

主祭神:大年神

向拝梁上、獅子か?

左妻入 蟇股、兎

             左脇障子

うん? 右脇障子の写真が・・・無い!

昭和二十三年の屋根葺替などの記録

              境内社

             社殿前、石灯籠・・享保十四年(1729)と読める


舞殿

鳥居下、石段の右に刻銘がある(赤枠)

享和二年(1802)と読める 左は若連中とある

「中井権次顕彰会だより」を拝見しなければ、二代、中井安左衛門を知ることはなかったでしょう
大歳神社、社殿・・・棟札に二代、中井安左衛門の名が・・・
彫物師が専門ではなく、大工が主たる仕事だったのですね
彫物師としては、四代目、中井言次君音からが、知られています・・・
未だ未だ、知られざる作品、神社仏閣があるでしょうね・・・






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