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2017年6月22日

山口県、旧県庁舎・・・国指定重要文化財   山口県山口市!

山口県山口市を旅します・・・最初は、国指定重要文化財、山口県旧県庁舎です


山口県旧県庁舎及び県会議事堂は大正二年から五年にかけて建造されました
時代を代表する煉瓦造りの洋風建築であり、全国的にも二例しかない県庁舎・議会棟の一体現存例で、後期ルッサンス様式を基調としつつ日本・東洋趣味も見られるなど独創的なデザインが細部にほどこされています
さらに、日本の近代建築史上重要な役割を果たした著名な建築家が設計したことなどの多くの特徴があります
このように、我が国でも稀少価値をもつことが高く評価され、昭和59年12月、国指定重要文化財に指定されました

・・・配布パンフレット表紙・・・

山口県旧県庁舎へ・・

山口県旧県庁舎・・・

山口県旧県庁舎と県会議事堂は、ともに、玄関を中心に、その両側へ翼のように建物本体を張り出した左右対称形になっています
その安定感のあるシンプルで優美な外観は、西欧近世のロマンチシズムを想起させます

正面玄関の列柱と対応するように、その真上のバルコニーにも、柱が4本あります
玄関部の列柱と同様、柱1本でも観賞に堪えうる完成度は見事です

玄関口の車寄せはスロープになっており、この建物に馬車で乗り付けた人々の姿が偲ばれます

・・・正面玄関の4本の列柱は、西洋のどの建築書のなかにも見られない独創的な形態
しており、念入りにデザインされた彫刻的な美しさをもっています
中央部の屋根には、3連になった半円形の飾り窓が施されており、そのすぐ後ろに並んでいる突起型の装飾物とともに、庁舎の外観におけるアクセントになっています
1階ホールの天井・・・・

最も格式の高い部屋であった正庁会議室。
ここでは、その威厳をいっそう高めるべく、気品あふれる豪華なシャンデリアをはじめ、古典的なモチーフの意匠が随所に駆使されています

垂直に見通しのきく、直線的な廊下・・・見事ですね!
2階ホール付近・・・くり形が施されたやわらかい曲面になっており、ふくらみのある空間が演出されています。また、梁部の皿飾りなどには、西欧古典主義の基本形をみることができます

副知事室・・

その天井の意匠・・・

知事室・・・
その天井の意匠・・・

各部屋のなかにある、インテリア・家具類のひとつひとつにも、建物との調和に配慮した美学的なこだわりが見ることができます・・・

毛利左京亮 豐浦藩知事・・・明治二年・・・
・・・毛利元周、元長門長府藩十三代藩主ですかね? 


玄関内部より
後の建物は、現在の県庁です・・・

旧山口版庁門・・
県指定 有形文化財・・旧山口藩庁門 一棟

この門は、元治元年(1864)時の藩主、毛利敬親が、藩政の本拠地を萩から山口へ移すため建設した山口政事堂の表門として築造されました
築造当時は、幕末の動乱期にあたり、高杉晋作、桂小五郎、伊藤博文等の藩士が足早にこの門を往来したことと思います
門の構造は、切妻造、本瓦葺の薬医門であり、主材はけやきと松を用い、木割り太く豪快でいかにも城門らしい風格を残しています
明治四年(1871)の廃藩置県までは、藩庁門として使用され、その後は山口県庁正門として、さらに、神県庁が完成した、大正五年 からは西口の門として利用され、現在に至っています・・・案内板より引用




素晴らしい環境で、落ち着いて、静かで・・・いいすね! ・・・続いて、旧県会議事堂へ参ります・・・



訪問日:2017年5月25日


追記:文中記述文は、配布パンフより引用いたしまいした・・・・












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